ロードサイドのステーキハウス
近年急速に店舗数を増やし、ボリューミーでリーズナブルなステーキとサラダバーの組み合わせで人気の「ステーキハンバーグ&サラダバー けん」。
歴史は新しく、1号店は2006年にオープンさせた千葉県の「南柏店」だ。
※閉店しました。
2006年からの1号店なのに、建物は少し古い。いわゆる居抜き物件である。
決して派手な装飾も無く、幹線道路沿いではあるもののどちらかというとはずれの方にあり、ロケーションに恵まれているわけでもないと言える。
看板も何だか色あせてしまっている。
この重厚な洋館風の建築は、風情すら感じてしまう。
ステーキハンバーグ&サラダバー けんは、1984年に創業した「ステーキ&ハンバーグ いわたき」を間接的なルーツとする。
いわたきは、千葉県内に1店舗、埼玉県内に2店舗、神奈川県内に1店舗で現在も営業中で、その1号店は千葉の野菊野店である。
けんを創業した井戸社長は、いわたきの形態に工夫に工夫を加え、この1号店を新規コンセプトとして作ったのだろう。
けんは徹底的なコスト削減のため、居抜き物件を利用することが多いという。
ロードサイドで元は別のファミレスからけんに変わった店を、貴方は知っているかも知れない。
レトロで重厚な雰囲気の店内
店内はレトロな雰囲気でまとめられている。
決して広い店内ではないが、このこじんまりとした空間は好きだ。
入り口脇には、子供の社会科見学での感想が掲示されている。
ステーキ食べたのか… いいなぁそんな社会科見学!
南柏店の厨房。
もちろんサラダバーとドリンクバーがある。あと、カレーとスープもある。
アイスバーは併設されていなかった。
このサラダバーのスペースもコンパクトである。
当時の運営元であるM’GRANT FOOD SERVICEおしぼり。
なお現在の運営元はジーテイストとなっている。
厚みのある肉を存分に楽しめるステーキ
これがステーキハンバーグ&サラダバー けん1号店のプレミアムステーキ 200g ミディアムレア オニオンソースだ。
ボリューミーなステーキは全店共通であるが、けんの歴史はこの場所から、このメニューで始まったと想像しながら食べるとより楽しめる。
居抜き物件の利用率の高さから、「ロードサイドのハイエナ」なる異名を持つ井戸社長。
これからもけんの展開に目が離せない。