ヨーロッパ軒 総本店

福井名物「ソースカツ丼」のお店

福井の名物B級グルメとして長年地元に親しまれているソースカツ丼。そのルーツとなる店が「ヨーロッパ軒」だ。
その本店は、福井市・順化にある「総本店」だ。

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まさにウスターソースの色をした建物で、焼鳥の秋吉の本店と向かい合う立地という、福井の本店聖地にある。

ソースカツ丼の歴史は驚くほど長い

その歴史は大変古く、1907年にヨーロッパ軒の創業者である高畠増太郎氏がドイツのベルリンに渡り、料理を学んだ。

そして帰国した翌年の1913年、東京の早稲田大学前「ヨーロッパ軒」をオープンさせた。ドイツで学んだウスターソースをご飯にかける料理として、ソースカツ丼を日本で初めて提供した。

やがて1923年に関東大震災に遭い、故郷の福井に戻り、翌年の1924年に現在の総本店の至近にて再び「ヨーロッパ軒」をオープン。

その後、のれん分けした敦賀ヨーロッパ軒も含めると、2017年2月現在で福井県内に19店舗を構え、東京での創業から100年以上経過して今に至っている。

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ヨーロッパ軒といえばとにかく看板メニューの「ソースカツ丼」だ。
長年、福井県民に広く愛されるメニューである。

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ヨーロッパ軒 総本店のメニュー。カツ丼はもちろんソースカツ丼
パリ丼というのはメンチカツ丼である。

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メニュー表ではソースカツ丼の歴史も勉強できる。

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所狭しと貼られた有名人のサイン色紙。

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記念写真を撮ることも可能で、撮影された写真はヨーロッパ軒ホームページの「PHOTO広場」に掲載されるのだという。
貴方も歴史あるヨーロッパ軒のホームページに足跡を残していっては如何だろうか。

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ちなみにヨーロッパといっても、Europe ではなく、 Yoroppa であることに強く留意したい。

ウスターソースで食べるカツ丼、これが福井流

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ヨーロッパ軒 総本店カツ丼セットである。セットでは、サラダとお味噌汁が付いてくる。

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これがソースカツ丼の本体。アツアツのソースカツが3枚オンザライスしている。

食べ方としては、どんぶりの蓋の方に後で食べる2枚を待避させ、先に1枚を食べる。
そして食べるときに、どんぶりの蓋から1枚をオンザライスする、といった具合である。

さらに濃い味を望むならウスターソースもアドオンでる。

100年の歴史を刻むソースカツ丼。この素朴なウスターソースのカツ丼の味は、福井県出身の人なら誰でもなじみがあるのだという。まさにソウルフード中のソウルフードである。

ヨーロッパ軒 総本店の地図

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