福井ローカルのコンビニ兼デリといえば
福井県でローカルに展開するコンビニエンスストアー兼惣菜店「オレンジBOX」。
その1号店は、福井市西木田にある「おおつや」だ。
赤い看板に書かれた「オレンジBOX」のロゴ。
通称「オレボ」だ。
オレボ。それはデリカテッセンであり…
ダイニング・コンビニエンスである。
オレンジと冠する店名ながらも赤いカラーが印象的だ。
駐車場への案内看板には「24Hコンビニ オレボ食堂」と書かれており、コンビニとイートイン可能なデリが併設されていることが分かる。
オレボ食堂は24時間営業ではなく、AM11時からPM9時までの営業となっている。
中は完全にコンビニ!?
オレンジBOXのルーツを辿ると、1573年に創業した酒造メーカー「大津屋」となる。
1930年からは酒販業も展開し、旭酒造株式会社となるも、1977年には酒造業から撤退する。
1981年、福井県初のコンビニエンスストアとして「オレンジBOX」をオープン。
当時、首都圏でじわじわと増え始めていたコンビニエンスストア形態を見て、福井県に大手コンビニエンスストアがオープンするのは数年後だろうから、先にその形態の店をオープンさせたのだという。
1986年には24時間営業となり、さらには1994年に惣菜を店内で調理する「オレボキッチン」がオープン。
店内イートインである「オレボ食堂」を備えて、店内で飲食も可能な「オレボステーション」も2004年にオープンするなど、オレンジBOXは本格的なデリを備えたコンビニチェーンとして福井県内で確固たる地位を築いていく。
2020年12月現在、オレボステーション、オレボキッチン合わせて、福井県内で10店舗で運営されている。
店内はほぼコンビニそのものだ。
スナック菓子も充実しているし…
カップ麺だってたくさんの種類が売られている。
ドリンク類のラインナップも大満足だ。
ここまでは普通のコンビニといった趣だが…
新鮮な野菜のコーナーもあったり…
セルフのおでんコーナーがあったり…
白ご飯、しそわかめご飯などもあったりする。
オリジン弁当のように、色々な惣菜類をセルフでとれるようになっているコーナーもある。
鶏の唐揚げは、100グラムで199円だ。
店内で調理されたお弁当もさまざまな種類が並んでいる。
お弁当のラインナップはこのようになっている。
お弁当専門店と同じくらい種類が豊富だ。
好きな惣菜を詰め込んで、自分好みのお弁当が作れるというサービスも行っている。
そしてパンパンになったおにぎり類。
これ一つで満腹になれそうだ。
オレンジBOXオリジナルであり名物といえば、出し巻きスパムおにぎり!
迫力のボリューム感だ。
肉厚のスパムと、その上に載せられただし巻きのコンビネーション。
絶対うまいやつである。
イートインで楽しむのもオレボの醍醐味
ここがイートインスペース。
オレボステーションのダイニングという扱いだ。
十分な広さがあり、くつろげそうな予感がする。
イートインスペースでは、味噌汁がサービスとなっている。
電子レンジの温め時間はこれくらいが目安とのこと。
スパムおにぎりと出し巻きスパムおにぎりとでは、5秒違う。
オレンジBOXおおつやの裏には、本社である(株)大津屋管理本部があった。
福井県ローカルで展開するコンビニエンスストア、オレンジBOX。
惣菜手作り、そしてイートインも可能とあって、その利用方法は無限大だ。
今では県内どこに行っても大手コンビニチェーンの店舗がある中で、オレンジBOXは独自の立ち位置を示し、よりおいしい惣菜を買いに来るお客さんが途切れることは無かった。