福井生まれのラーメン店
福井に発祥し、北陸を中心に展開するラーメン店「岩本屋」。
その1号店は、福井市にある「福井本店」だ。
道路沿いからも目立つ巨大な「らーめん岩本屋」の看板が目印だ。
看板には「福井本店」とある。
岩本屋 福井本店は、こぢんまりとした一軒家が店舗だが、いかにもラーメン専門店といった雰囲気で、ド派手な看板で装飾されている。
とにかく目立つ「岩本屋」の看板。
代表的なメニューたち。
一、満足への挑戦
味の調整、つくり直しいたします
一、元気・活気・本気
で、おもてなしいたします
一、そうじ大好き
気持ちよく食べていただく為にキレイなお店をお約束します
ルーツは「背脂」に衝撃を受けたところから
岩本屋のルーツは、1997年に創業者であり代表の岩本修一氏が東京に行ったとき、たまたま口にしたラーメンに始まる。
そのラーメンは背脂が浮いていたそうで、初めて口にした岩本氏は衝撃を受け、福井でラーメン屋になる決意をしたという。
その後100店ものラーメン店をめぐるも、最初に衝撃を受けた店でラーメンの修行する。
店の名は、池袋にある「屯ちん」だ。
1999年、ホームセンターみつわ江守店にて屋台をオープン。徐々に人気店となり、2001年、ついにこの地に1号店をオープンさせた。
それがこの福井本店だ。
2020年12月現在、「岩本屋」とつけ麺の「是・空」との合計で、北陸3県で25店舗で運営されている。
店内はカウンター席と、テーブル席が数席用意されている。
入り口には食券機が設置されている。
今回はノーマルな「らーめん」中盛をオーダー!
中盛・大盛・特盛が同一価格ということで、大食い勢にはうれしいサービスだ。
麺の固さ・味の濃さ・脂の量などはそれぞれカスタマイズが可能だ。
岩本屋の味についての能書きが書かれている。もの凄く細かい。
醤油タレの調合内容は3人しか知らない門外不出のものだという。
テーブルには黒コショウ、餃子のたれ、フライドガーリック、自家製ラー油がスタンバイしている。
こってり太麺!そしてビターに焦げたメンマが美味
しばらくして運ばれてきた、「らーめん」中盛!
味玉はサービスでトッピングしてもらった。
びっしりと浮いた背脂のビジュアルインパクト!
スープは柔らかい味わいで、豚骨のコクをじっくりと感じることができるものだ。
厚いチャーシューはトロトロに柔らかく、そしてメンマは焼かれており、カリッとした食感とビターな味わいが楽しい。
麺は太麺の縮れで、スープ、そして背脂によく絡む。
豪快にズルズルと食べた時は達成感を感じることができる。
福井に発祥したこってり系とんこつラーメン「岩本屋」。
是・空ともに北陸3県で展開し、ラーメンマニアを唸らせる存在になった秘訣は、味へのこだわりがあったからだろう。
北陸でガッツリ・コッテリとしたラーメンを食べたくなったら、岩本屋へ!