牛久大仏に見守られるラーメン
真っ赤な看板に大きな文字で書かれた看板を見た事がある人は多いのではないだろうか。
全国にチェーンするラーメン店「ラーメン山岡家」の1号店は、茨城県牛久市にある「牛久店」だ。
ここ、ラーメン山岡家 牛久店が1号店である。
シンプルで力強い看板がとてもよく目立つ。
なお、2018年7月に内外装のフルリニューアルがなされたため、以前のレトロさは無い。
山岡家のロゴ入り自販機が設置されている。
ラーメン山岡家、その歴史
ラーメン山岡家は、株式会社丸千代山岡家によって運営されているラーメンチェーン店である。
そのルーツは、1980年に創業者である山岡正氏が始めたお弁当チェーンのFC店だ。
お弁当店が軌道に乗ったところで、1988年に新業態としてラーメン店を開始。
それが「ラーメン山岡家」であり、1号店である牛久店のオープンとなる。
ラーメン山岡家は1992年に北海道札幌市のすすきのに出店したところ、連日の行列ができるほどの繁盛店となったことから、全国チェーンの布石となったという。
2018年10月現在、全国に147店舗で運営されている。
24時間営業の店舗が多いこともラーメン山岡家の特徴だ。
入り口には券売機が設置されている。
レギュラーメニュー。
「スタンダード」は「醤油」だ。
他に「味噌」「辛味噌」があり、「スペシャル」では豚骨やつけ麺もラインナップしている。
期間限定の「プレミアム醤油とんこつ」!
ラーメン山岡家のキャッチコピーである「ガツンときて、クセになる。」を形にしてみました!みたいなルックスである。
ラーメン山岡家の1号店であることを示す掲示。牛久店のみにあるものだ。
店員さんに聞いたところ、全国からラーメン山岡家のファンが訪れて来るのだという。
「4日間、強火と情熱でじっくり育てた濃厚豚骨スープ」
そう、ラーメン山岡家のスープは4日間かけて作られるこだわりの物だ。
カウンターのみの牛久店
ラーメン山岡家 牛久店は長いカウンター席のみとなっている。
カウンターの上に掲示されたメニュー。
味の濃さ、脂の量、麺の濃さをそれぞれカスタマイズできることも、ラーメン山岡家の特徴だ。
麺の硬さによっては茹でる時間が異なる。
テーブルの上には辛味噌、生ニンニク、醤油、ラー油、酢、コショウとラーメン屋らしい調味料がラインナップされている。
これぞ「ガツンときて、クセになる」味!
そして運ばれてきた「ラーメン」!
醤油ベースの最もオーソドックスなラーメン山岡家の定番メニューだ。
そこにJAF会員特典として味玉をトッピングしてもらった。
大きな海苔が目を引く。
ネギもフレッシュで、シャキシャキしてそうだ。
いわゆる家系ラーメンのようなスタイルに近く、脂が多くて表面に膜を作っており、その下に豚骨の出汁と醤油がブレンドしたこってり系のスープである。
このスープこそがラーメン山岡家であり、まさに「ガツンときて、クセになる。」味そのものだ。
麺は中麺のストレートで、こってりとしたスープを絡ませて食べると絶妙にマッチしている。
少し食べ進めた所で、辛味噌や生ニンニクをプラスして味に変化を加えていくと、最高の背徳感を感じることができる。
夜中にふと食べたくなるような味、それはまさにこんな味なのだろう。
24時間営業のラーメン山岡家は、そんな禁断の欲望に忠実に応えてくれる。