鳥取で細々と愛される「スラーメン」が自動車学校で復活したと聞いて
鳥取のローカルラーメン「スラーメン」。
以前まで、鳥取市役所の食堂で食べることができた。
「孤独のグルメ」にも掲載されたその様子は、この記事に書いた通り、素朴で温かみのある味そのものだった。
鳥取市役所のスラーメンこそスタンダードなスラーメンであると言われ、愛されていた。
しかし、鳥取市役所の建て替えに伴い、食堂は撤退。その味の去就に注目されていた。
ここにきて新たに「日本海自動車学校」の食堂に、鳥取市役所の食堂運営元である「富士割烹」が移転!
早速行ってきた。
こちらが日本海自動車学校。
自動車学校に行くのなんて、免許を取った25年前以来だ。なんか緊張する。
あっ!
食堂にはダイレクトに出入りできそう。
「スラーメン」ののぼりも立てられている!
おいおい「スラーメン」って店名じゃないだろう…!と思うが、スラーメン目当てでここに来る人が多いのだろう。(自分もその一人)
しかし営業時間のタイトさ!
月~土の11:30~14:00の間に鳥取の自動車学校に行かないと、食べることができない味なのだ。
店内の雰囲気はまさに「食堂」。
スラーメン専門店ではなく、あくまで自動車学校の食堂なので、スラーメン以外のメニューもいろいろある。
入口には食券機が待ち構える。
どのメニューも激安だ。
スラーメン、あった!
「旧市役所食堂のスラーメン」と書かれている。
もちろん購入!
ちなみに価格は鳥取市役所時代の250円から、100円上がっている。
(250円というのが安すぎる!)
スラーメン復活!と書かれたポスターが貼られている。
そう、ここはスラーメンの新しい聖地!
スラーメンが話題になる切っ掛けとなった「孤独のグルメ」の紹介も。
「孤独のグルメ」のスラーメンの回がそのまま貼られている。
変わらぬ味!これぞ鳥取市役所のスラーメン
しばらくして完成した、日本海自動車学校の「スラーメン」!
おお、鳥取市役所のスラーメンと寸分変わらない!
天かすを少しだけ、トッピングしてみた。
独特のあっさり感をキープするために、あまり載せすぎないほうが良いだろう。
鳥取市役所時代と同じ、「ニ」の字が入ったカマボコが可愛い。
出汁はうどんの出汁。そこに中華麺。それがスラーメンの基本だ。
このプレーン感!
透き通った塩ラーメンよりも、さらにプレーンなラーメン。
情報量が少なく、澄み切った味。
鳥取市役所で食べた時の印象は「おやつのようなラーメン」だったが、それと同じ。
昨今の、胃にガツンと来るようなヘビー級ラーメンとは一線を画する、スルスルっと優しく、シンプルで、情報量の少ない味。
これぞ、スラーメン!
鳥取市役所から日本海自動車学校に移り、復活したスラーメン。
あの時の味、そのままだった。