【トピック】2023年のまとめとBEST5

2023年はいろいろやりました!

皆様、いかがお過ごしでしょうか。本店の旅のBUBBLE-Bです。
2023年もあと少しで終わろうとしております。
今年も面白いお店にたくさん行けました。今日現在、積みチェーン店(取材に行ったけどブログには未掲載というネタ)を全て消化した状態でおります。

海外編の始まり

今年は海外編をスタートさせました。まずは、お隣韓国から。

軽い気持ちで行ってみたものの、あれほどまで韓国独自のチェーン店のブランドが多く、店舗数も多いことに衝撃を受けました。
チェーン店の密度、一人当たりのチェーン店数としては、世界一かも知れません。
4泊5日の滞在だけでは、韓国のチェーン店沼のほんの一部しか分かりませんでしたが、それでも51店舗のうち10店舗が韓国のチェーン店です。
海外編は継続的に行っていきます。来年もどこかの国に向かいますので、お楽しみに。

初の同人誌制作

また、今年のもう一つのトピックとして、自分初となる同人誌を出版したこと。
「ローカル回転寿司チェーン店のススメ」です。

今年4月27日と28日に幕張メッセで開催された「ニコニコ超会議 マニアフェスタ」に出展しての初頒布を皮切りに、BUBBLE-Bストア(通販)とショップ、あとは10月に大阪で開催された「めしけっと・旅チケット」での頒布でもご好評を頂き、完売させていただきました。

また新刊も作ろうと思いますので、こちらの活動の方もご期待下さい。

メディア

メディアとしてはテレビは2月に「イキスギさんについてった」(TBS)、6月に「ヒルナンデス!」(NTV)に出演させてもらったというのもありました。

雑誌は「週刊プレイボーイ」誌にインタビュー、資料提供、対談と4度ほど登場させていただきました。

イベント

そして大阪でトークイベントも4回開催致しました。

B・カシワギさんとご一緒しまして、大阪難波のなんば紅鶴を中心に梅田のラテラルでも、チェーン店やB級グルメについて集中的に語り続けるトークイベントを開催しました。こちらもご好評頂くことが出来ました。
もっと知ってほしいので、次回開催は皆さんと現地でお会いできればと思います。(Xをフォローしていただくと最新情報をキャッチできます)

執筆

執筆の方は、朝日新聞「ツギノジダイ」の、チェーン店代表へのインタビュー記事です。

今年は2ブランド4記事でした。ツギノジダイのデイリーランキング1位も取ることができました。

また直近ですと、フランチャイズ業界の業界雑誌「ビジネスチャンス誌」に、「本店の旅 ビジネスチャンス出張版」として、連載を持たせていただくことになりました。その1号目がビジネスチャンス 2024年2月号として既に発売されています。基本的にはこのブログの内容をアップデートしつつ誌面にて紹介していくというものになっています。

来年もよろしくお願い致します!

振り返ってみると結構いろいろできたし、輪も広がって、チェーン店研究家としてはとても良い1年だったと思います。

2023年の良かったチェーン店BEST5!

今年1月1日から本日12月30日までに掲載したお店は、51店舗。
そのうち去年末に行った店舗が5~6個ありますが、掲載した店舗の中から良かったランキングを5位まで発表したいと思います。
なお、韓国の店舗と混ぜての発表にさせていただきます。

5位 北の匠 回転寿し クリッパー

いきなりコアなお店になりますが、なかなかインパクトに残るお店でした。
北海道南部を中心に展開する回転寿司、クリッパー

北の匠 回転寿し クリッパー 最古店 白老店

北海道の回転寿司チェーン店といえば「トリトン」「根室花まる」あたりが人気であり、北海道らしさを確実に感じさせてくれるクオリティとサービスがあるわけですが、道内のどの回転寿司屋さんもその方向性になってるわけじゃないはずで。
もっと地元の人が安い価格で気軽に食べられる、地元密着型の回転寿司があるはずだと。
そのうちのひとつがここ「クリッパー」で、最古店は白老にあります。

クリッパーの推しネタは「しめ鯖」「出汁巻き玉子」。もうこれだけで、他の北海道の回転寿司とは全く違うことが分かります。
しかもしめ鯖は2年連続でモンドセレクションを受賞してるというもの。

柔らかくて素晴らしい、クリッパーのしめ鯖でした!

4位 キムガネ 김家네

4位は韓国。韓国風巻き寿司ことキンパのチェーン店「キムガネ」

地元の人達が、子供連れだったり、友達同士だったりで、サッと入ってサッと食べる。
そういう匿名性の高い空間こそチェーン店の醍醐味のひとつだと思っていますが、キムガネはまさにそんな店でした。

キムガネ 김家네 大学路本店

キンパとは見た目は巻き寿司に似てるけど、食べると全然違っていて、ご飯は酢飯じゃなくてごま油を染みこませたもの。
様々な具材をご飯と海苔で巻いて、何個かにカットして食べます。具材のバリエーションはいろいろあって、選ぶのが楽しいです。

キムガネはキンパ専門店ながらキンパだけでなく、丼モノ、麺モノ、カレーとか、定食っぽいのは全部やったるで!という敷居の低さ、価格の安さで、日本でいうところのすき家、松屋という感じ。
良かったなあ。韓国でまた行きたいお店です。

これがキムガネのキンパ。デカいって!

メニューはいろいろ。米もちトッポッキ+モザレラチーズってほんと韓国の皆さんチーズ大好き。

3位 叙々苑

3位は日本の老舗焼肉店「叙々苑」。全国に60近くの店舗を持つ高級焼肉チェーン店です。
その六本木の本店に(ランチですが)行ったのも今年。

叙々苑 六本木本店

タン塩、上カルビ、食後のガムなどを初めてサービス化したのは叙々苑と言われており、その他、今までの焼肉店では無かった常識が作られ、焼肉という業態の裾野を拡げた重要なお店であります。

ランチタイムだと4000円くらいからで叙々苑の魅力が味わえるので、おすすめ。

叙々苑サラダっていうのもまた有名なメニューですね。
これぞ東京って感じがします。そしてどれだけでも食べてしまいそうな、絶妙な味付け。

やっぱり歴史あるお店の本店っていうのは凄いなあ、一味違うなあ、というのをひしひしと感じることができました。

チェーン店探訪ってどうしても客単価1000円~2000円のくらいのお店が主流になりがちで、4000円や5000円、もしくはそれ以上のお店ってチェーン店であっても別世界のように思ってしまう部分があり、世間的にもチェーン店といえば安い価格のお店というイメージもあると思うんですが、安いお店探訪をすることがチェーン店探訪の全てではないので、色々な価格のお店を優劣を付けずに探訪したいと思います。

2位 MOM’S TOUCH

2位に入った「MOM’S TOUCH」(マムズタッチ)はまたもや韓国ローカルのチェーン店。
ロッテリアを抜いて、韓国最大のファストフード店です。

MOM’S TOUCH 新木洞パリ公園店

チキン系のハンバーガーをメインに据えたファストフードってなかなか流行らないんですが、MOM’S TOUCHはおそらく世界初、チキン系バーガーで成功したファストフードでしょう。

定番メニューはこの「サイバーガー」。
鶏モモ肉は柔らかく、そしてボリューミー。
独自のマヨネーズっぽいソースと、ピクルスがサンドされているのが特徴。結構、ビシッとしたコントラストの強い味がする。

今年10月には渋谷に期間限定ポップアップストアもオープンし、連日の長蛇の列になっていたことも記憶に新しい。

韓国No.1ファストフードのMOM’S TOUCH、いずれ日本上陸するかも知れない。
その日が今から楽しみです。

1位 三陸工房 すノ家

さて2023年で最もインパクトのあったお店はここ!
岩手県の回転寿司チェーン店「三陸工房 すノ家」

三陸工房 すノ家 1号店 黒石野店

三陸工房 すノ家は公式ホームページも無いし、主要な駅前にも無い、地元の人が普段使いの店として車で行くお店。
普段使いのお店に行く愉しみこそローカルグルメの醍醐味なのですが、すノ家にはそれがありました。
とにかくもう、全てが最高。

全皿110円という、スシローやくら寿司のような価格帯でいて、三陸クオリティ。
海産物偏差値の高いエリアでは寿司偏差値も高くなると思いますが、そうじゃないエリアに住む一般的な人間の基準からすればこれは驚異的なのです。

もちろん全てが110円という価格ではありませんが、それでもこの価格。いやあもう一度行きたい店No.1。
ちなみに春に刊行した「ローカル回転寿司チェーン店のススメ」には掲載していない。(行ったのが刊行後なので)

これが「エイ肝」。回転寿司で見ることなんか滅多にない、エイの肝という珍味。これがもうたまらん味でした。

一人で欲望の限りを尽くし、私の胃は大満足のシグナルを発しました。

東北にも多くのグルメ系回転寿司チェーン店がありますが、価格を考えると、すノ家は最強クラスではないでしょうか。
そんな衝撃を受けたので2023年1位です。

今年もありがとうございました

そんなわけで2023年も明日で大晦日。あっという間の1年間でしたね。
本年もありがとうございました。来年も良い年になりますように!

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