宮崎のハイエンド・ハンバーグチェーン
宮崎牛という良質な和牛を生産する宮崎県で、つなぎを一切使わない和牛100%のハンバーグを出すチェーン店がある。
それが「平家の郷」だ。
本店は、宮崎県宮崎市にある「大塚本館」である。
高松通り沿いにある大きなレストラン。
平家の郷 大塚本館だ。
すみ焼ハンバーグ 平家の郷 とある看板。
霜降りハンバーグと宮崎牛ステーキを炭焼きで楽しめる専門店、平家の郷。
それでは、入店してみよう。
平家の郷。それはハンバーグとステーキの郷
平家の郷は1983年、当時あった商業施設セラコートに1号店を創業するところから始まる。当時の運営会社は株式会社半九。
1987年には本店となる大塚本館がオープンする。
そして2005年には八王子店を皮切りに東京進出を果たし、東京での店舗展開がスタートする。
現在は株式会社ハンク・ディーシーによって、2022年12月現在、宮崎に4店舗、東京に2店舗で運営されている。
「本質を極める 匠」とある重厚なメニュー表に、心が躍る。
テーブルに敷かれた紙シートには、フィロソフィが記載されている。
本質を極める
「五感で愉しみ 記憶に残る味へ」
日本の新鮮な大地の水と綺麗に澄んだ空気、そして旨みを存分に引き出す飼料で育てられた国産牛。
創業以来、三十五年育まれたつなぎを一切使用しない「平家の郷」独自の製法。
炭火で表面はパリッと中に旨みを凝縮し焼き上げます。
本質を追求した他にはない手ごねハンバーグを三百度の熱々の鉄板でジュージューという音とともにご堪能ください。
創業以来、つなぎを一切しない和牛100%の手ごねハンバーグを作り続ける、平家の郷らしいこだわりの一文だ。
メニュー1ページ目は「炭焼き霜降りハンバーグ」からスタートする。
チーズや大根おろしなど、定番のトッピングも健在だ。
炭焼霜降りハンバーグと宮崎牛のカットステーキのコンビメニューも。
今回は、「炭焼霜降りハンバーグ&カットステーキ」の和風セットをオーダー!
こちらはステーキのページ。
最上級の宮崎牛ステーキ、120gで4,980円だ。
目の前でジュ~っと焼かれたハンバーグの味は!?
オーダーすると、テーブルにはお冷や、ソースと共にステーキをフィニッシュするためのカトラリーが置かれる。
これは店員さんが使うものだ。
そして運ばれてきた「炭焼霜降りハンバーグ&カットステーキ」!
すぐにフィニッシュ作業に移るので、この状態で置かれているのは数秒しかない。
まずは、俵状になったハンバーグがナイフで半分にカットされる。
次に、内側の赤身がプレートに押さえつけられる。
綺麗だった俵型のハンバーグはどこにもない…
ジュ~~という音と共に、焼けていくハンバーグ。
そしてソースがかけられると、ジュ~~が、ジュ~~~~という音になり、脂が飛び散る。
この瞬間こそハンバーグの醍醐味だ。
しばらくして、ジュ~~が落ち着いてくると完成!
なんて肉肉しいルックスなんだ。
つなぎ無し、和牛100%のハンバーグ。
この崩れた形こそ、ハンバーグの美味しさに迫った結果の姿だ。
た、たまらない…
こちらは宮崎牛のサイコロステーキ。
柔らかみのある肉で、抵抗なく噛める。
ガルニは一般的な構成だ。
和食セットで付いてくるお味噌汁。
いたってシンプルだ。
福新漬けも付いてくる。
ハンバーグの中身はレアで赤い。
その柔らかさと、カリっと焼けた外側との組み合わせの食感がたまらない。
そして、つなぎを一切使っていないハンバーグ独特の、肉の味がダイレクトに伝わってくる感じ。それは、快楽という名の味。脳の思考力が如実に低下していく合法ドラッグのような食べ物。
これぞハンバーグのの真骨頂ではないだろうか。
宮崎を代表するハンバーグチェーン、平家の郷。
東京や宮崎駅の中にもあるので、気軽に本格的なハンバーグや宮崎牛のステーキを食べることができるだろう。
是非とも平家の郷で、つなぎを使わない和牛100%のレアハンバーグを食べてほしい。