広島のうどんチェーン店
広島県を中心に展開するうどんと和菓子の店「ちから」。
その本店は広島市中区鉄砲町にある。
全国各地にうどんのチェーン店は存在するが、広島ローカルのうどんチェーンといえば「ちから」だろう。
ちからは2017年5月現在、広島県内に31店舗展開している。
ちから 本店のビルは本部のオフィスも兼ねている。
その歴史は戦前から始まる
ちからの歴史は長く、そのルーツは昭和10年に広島市本通りに創業したところから始まる。
戦争や原爆投下を経た昭和26年に、現在の本店の隣の区画に「有限会社 ちから」を改めて創業。
それから長年にわたって広島発祥のうどん屋・和菓子屋として愛されている。
入り口にはテイクアウトとして、おはぎやおむすびが販売されている。
ちから 本店の店内の様子。カウンター中心のシンプルなものだ。
店内にあるメニューの木札。うどん屋気分が盛り上がる。
うどんと和菓子のハイブリッド
メニュー。うどん、丼もの、おにぎり。
和菓子のメニュー。ちからはうどんと和菓子のハイブリッドだ。
テーブルの上の様子。「他人とじ」を注文したので、木札をテーブルに置いておく。
甘酢生姜の小袋はちからのオリジナルだ。
紙ナプキンもちからオリジナル。
まろやかで甘みのあるうどんが優しい
これがちから 本店の他人とじ。
牛肉と、玉子のあんかけの組み合わせである。
出汁はこんぶベースで、まろやかで自然な甘みがあるもの。とても優しい感じがする。
麺もソフトで、讃岐とは全く違うスタイル。博多うどんに近いかも知れない。
甘くてまろやかな出汁と、ソフトな麺の組み合わせの相性は抜群だ。
広島で70年の歴史をきざむうどん・和菓子チェーン「ちから」。
その本店は、優しい味のうどんを今に伝えていた。