広島名物のお好み焼きが食べたくなったら
お好み焼きが名物として有名な広島のお好み焼きチェーンの一つである「徳川」。
その1号店である総本店は、広島市中区胡町にある。
東劇ビルの入り口からエスカレーターを上って2階にある徳川が、総本店だ。
お好み焼・鉄板焼 徳川の歴史
徳川は、1964年にこの地で創業した。
当時、家族経営が圧倒的に多かった広島のお好み焼き店界隈で、広島の中心部で大規模に展開する徳川は大きな衝撃を与えた。
そして徳川のスタイルは、お客さんが自ら鉄板で焼くこと。
これも当時の広島においては新しかったのだという。
徳川のメニュー。
広島風のお好み焼きといえばお好み焼きの中に麺を挟むスタイルだが、徳川では関西風と広島風の両方を扱っている。
なお、関西風のお好み焼きのメニューには徳川将軍の名前が冠せられている。
第二代将軍 秀忠(豚肉・豚トロ入り)
第三代将軍 家光(ホタテ入り)
第四代将軍 家綱(エビ入り)
第五代将軍 綱吉(イカ入り)
第六代将軍 家宣(タコ入り)
第七代将軍 家継(豚肉・チーズ入り)
第八代将軍 吉宗(豚肉・エビ入り)
第九代将軍 家重(豚肉・イカ入り)
第十代将軍 家治(イカ・エビ入り)
第十一代将軍 家斉(エビ・チーズ入り)
第十二代将軍 家慶(豚肉・キムチ入り)
第十三代将軍 家定(豚肉・ホタテ・エビ入り)
第十四代将軍 家茂(豚肉・イカ・エビ入り)
第十五代将軍 慶喜(イカ・エビ・タコ入り)
竹千代(豚肉・イカ・エビ・タコ入り)
ここでは初代将軍「家康」のレギュラーをオーダーしてみた。
入り口に貼られたサイン色紙と、カープ優勝記念のポスター。
ここが広島であると認識させられる。
凝りに凝った店内
総本店の内装は凝りに凝っている。
黒塗りの柱、白砂の庭、光を放つフロア(公式HPより)とある通り、不思議な雰囲気を持っている。
1人~2人がけのテーブル。半個室だ。
ラードも用意されている。
カープ女子プロデュースの「カープ梅酒」も飲める。これを飲んでカープを応援すると楽しそうだ。
焼くのは自分で!
そして運ばれてきた「家康」(レギュラー)。徳川で家康、である。
まず、混ぜに混ぜる。しっかり混ぜることが重要だ。
混ぜ終わったら鉄板にダイブ。
じっくり焼いて…
裏返す。
ヘラで上から押さえつけないことが肝心だ。
焼き上がったらソース、マヨネーズ、青のり、鰹節をトッピングして完成。
フワフワな生地に、旨みのある具材が絶妙だ。
広島のど真ん中にあるお好み焼き屋が、関西風のお好み焼き推しだったという所が面白く、また、それが老舗のチェーン店だというところ、そして徳川将軍の名前がメニューの名前になっているところ、そんな「徳川」の総本店は抜群の存在感を示しており、大変賑わっていた。