廻鮮寿司しまなみ 1号店 曙店

福山で生まれたグルメ回転寿司

広島県の福山市にてモスバーガーのフランチャイジーとして創業し、1999年に新業態として回転寿司を創業。
それが「廻鮮寿司しまなみ」で、1号店は福山市にある曙店だ。

福山市の曙町は、江戸時代末期、「大新涯」と呼ばれる大干拓事業で生まれたエリアの一つだ。

回転寿司ではなく廻鮮寿司である。

曙店は比較的大型の店舗だ。

産地直送と書かれた看板。

それでは入店してみよう。

しまなみ1号店の曙店は、広々とした店内

広島を中心に展開する回転寿司チェーン店「廻鮮寿司しまなみ」
1976年にモスバーガーのフランチャイズで創業し、そのノウハウを元に1999年に作られたグルメ志向の回転寿司チェーン店である。

瀬戸内海沿岸という場所柄、瀬戸内海の豊富な地魚を高い鮮度のまま味わえることはもちろん、全国の漁港から仕入れた食材がラインナップする。日本各地の旬の魚を最も美味しく食べる方法について、それぞれ現地の漁師や水産業者に直接聞き込み、お店ではその方法を実践するのだという。
マダイやイカを始め、高級魚のアコウ、牡蠣など瀬戸内海産の数々のネタがラインナップするが、中でもタコは締まった身がおいしく、瀬戸内海の名産とされている。

宇和島で養殖される本マグロの「だてまぐろ」は一本丸ごと仕入れ、店内にて解体ショーも開催している。
その際、かまとろ、頭肉、頬肉などの希少部位が食べられるとあって、店内は大きな盛り上がりを見せるという。

店内でも、だてまぐろのネタは推されている。

囲炉裏タイプの待ち合いスペースが風流だ。

本日のおすすめボードはシンプル。

店内は広々とした空間が広がっている。

タッチパネルのトップページの様子。
お皿は140円から560円のレンジとなっている。

テーブルにはオリジナルの寿司醤油、オリジナルの甘口醤油、ポン酢、甘ダレ(煮詰め)、藻塩が用意されている。

湯飲み・お手拭き・箸袋はしまなみのシグネチャーモデルだ。

瀬戸内の地物がいっぱい!キトキトなネタたち

それでは食べていこう。

まずは「だてまぐろ 中トロ」

愛媛県の宇和島沖で養殖される本まぐろのブランドがだてまぐろだ。
とろけるような身で、中トロなのに他店の大トロレベルを感じる。

かなりソフトな食感の「〆さば」

これは「炙りえんがわ焦がし醤油」

脂ののったえんがわのコリコリとした食感に、香ばしい醤油がぴったり。

「地物イカ」

サクサクっと噛めて、新鮮さを感じる味わい!

「瀬戸の地物のたこ糸造り」

イカにタコに、地物があるっていいなあ。
爽やかでみずみずしいタコ!

「牡蠣のバター焼き」

広島といえば牡蠣ですよ!
バター風味と牡蠣の風味がたまらん!!

「北海道産真鱈の白子」

口の中で溶ける、ミルクのような白子!

寿司のテーマパーク?D.I.Y型回転寿司にエンタメの未来を見た

面白いのはここから!
一体これは何だ!?

「超シェアロール いくら山芋雪崩寿司」

どういうこと?

かっぱ巻きを土台にして、何やら筒のようなものが乗せられている。

この筒を持ち上げると…

山芋とイクラがかっぱ巻の上にドロップされる!!

たったこれだけの事なのに何だかすごく楽しい!

そしてこれは「幸せばくだん サーモン親子」

なに? 爆弾?

ややDIY度が増したこちらは、サーモンとイクラと山芋の小鉢、そしてうずら卵が与えられ、自らスプーンで軍艦を作るというもの。

器の中にはサーモンとイクラが入っている。

殻の上部をカットされたうずら。

こちらにはプレーンな軍艦がスタンバイ。

ここに…

盛り付けが綺麗に決まらなかったりすると悔しいから、これはもはやゲームなのだ。こんな爆弾、いくらあってもいいですからね。イクラだけに。

そしてこちらは「うずらの巣ごもり」

うずらの巣ごもり、それは4つのうずら卵をかつお節で作られた巣に返す(?)こと。

カツオ節が山盛りに盛られた軍艦。
しかも細巻きで背が高い。
この辺が難易度を左右しそうだ。

用意されるうずらは4つ。

いやあの、結構難しい!

うずらの黄身がスッポリとハマるようなスペースはあまりなく、かなり丁寧に持って行かないと失敗する!

難易度高めであった!

そんな高いエンタメ性と素晴らしい味わいが楽しめる廻鮮寿司しまなみ。
再訪を心に誓う。

廻鮮寿司 しまなみ 曙店の地図

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