鎌倉パスタ 1号店 辰巳店

鎌倉パスタの1号店は、岡山に!

生麺のパスタ、そしてパンの食べ放題が人気の「鎌倉パスタ」
全国規模でチェーン展開をする同店の1号店は、岡山県岡山市にある「辰巳店」だ。

岡山駅から約5キロ。ロードサイドにある鎌倉パスタ 辰巳店は、なかなかの大型店。

焼きたてパン 食べ放題ののぼりが、人々を魅了する。
そう、鎌倉パスタといえばパンの食べ放題だ。

瓦屋根を持つ、土蔵造りのようなスタイルの鎌倉パスタ 辰巳店。

まさに土蔵造り。倉の町、倉敷のイメージを取り入れているのだろう。

開放的なエントランスに酔いしれる。

入口にある「生麺工房 鎌倉パスタ」のプレート。
ここが発祥の地だ。

それでは入店してみよう。

サンマルクグループのパスタ専門店、鎌倉パスタ

鎌倉パスタの発祥は神奈川県の鎌倉市ではなく、岡山県の岡山市である。
ベーカリーレストランサンマルクサンマルクカフェ、回転寿司の函館市場などを擁するサンマルクグループのパスタ専門店として、2004年にサンマルクグループのお膝元である岡山の地に誕生した。

生麺パスタ、和テイスト、パンという3つを特徴として人気を博する鎌倉パスタは、ロードサイドだでけでなくショッピングセンターの中などにも積極的に店舗展開。
ピーク時の2020年3月時点で216店舗となっていたが、コロナ禍による影響で店舗数が減少、2022年1月現在では127店舗で運営されている。

鎌倉パスタ 辰巳店はなんと土足禁止となっており、玄関で靴を脱ぐスタイルだ。

靴はこちらの下駄箱に収納する。銭湯のようだが、松竹鍵はない。
こういった演出も、和テイストを感じさせてくれる。

入店すると、建物の造りから土蔵の中に入ったような気持ちにさせてくれることが、鎌倉パスタ 辰巳店の特徴だ。

これを自宅に飾りたい人もいる…かも知れない。

フロアは広く、窓も大きくて開放的だ。
テーブル席、座敷席などが多く用意されている。
カウンター席が大きな窓に向いているのも居心地良さそうだ。

多彩なパスタメニューと食べ放題のパン

こちらが鎌倉パスタのグランドメニュー。

生麺の種類は、スパゲッティと平麺のフィットチーネの2種類から選ぶことができる。

ちなみにパスタの呼び方は麺の太さによって変わり、0.9mmの細麺はカッペリーニ、1.4mmはフェデリーニ、1.6mmはスパゲッティーニ、1.7~1.9mmがスパゲッティ、2.0mmがスパゲットーニと呼ぶ。

鎌倉パスタはカルボナーラが自慢のパスタ店ということもあり、レギュラーメニューの1ページ目にはカルボナーラ系の数々が並ぶ。

今回はこちら「厚切りベーコンのカルボナーラ 鎌倉風」をオーダー!
麺は平麺のフィットチーネで。

クリームソース、たらこパスタなど。
さまざまな具材によるバリエーションが楽しい。

オイル系、ジェノベーゼ、そして和風パスタもある。

期間限定の「極パスタ」として高級食材を使ったものもある。

鎌倉パスタの特徴はセットメニューにある。
AセットからDセットまでパターンの異なる4つの組み合わせから、好きなパスタを注文するスタイルだ。

やはり、焼きたてパンの食べ放題も…!?
ベーカリーのサンマルクグループらしいサービスである。

食べ放題のパンはこのバスケットからトレイに取っていく仕組みだ。
また、店員さんが各テーブルに焼きたてのパンを配ってくれるので、そこでもらうこともできる。

鎌倉パスタにおける「鎌倉」とは?

ところで、鎌倉パスタにおける「鎌倉」とは何なのだろうか。
神奈川県にある鎌倉市と、どのように関係があるのだろうか。
そういったことを示すようなストーリーなどはメニュー表にも無い。

しかしながら、テーブルに置いてあったこの紙。

鎌倉パスタ「鎌倉市検定クイズ」

鎌倉市にまつわるクイズが出題されている。
裏のアンケートにも答えて、精算時に提出する。

裏面にあるアンケートと名前・住所などを書いて精算時に渡すと、鎌倉パスタからお得な情報などが記載されたダイレクトメールが届くようになるそうだ。

鎌倉クイズを答えることで神奈川県の鎌倉市について興味を持つきっかけになると思うが、鎌倉パスタにおける「鎌倉」は、純粋に地名の持つイメージをブランド名にしたということではないだろうか。
鎌倉は高崎のようにパスタ文化があるわけでもないが、1192年から1333年まで鎌倉には幕府があり、京都のような古都の雰囲気がある。そんな雰囲気をモダンに纏うことが、鎌倉パスタにおける「鎌倉」ではないかと推測する。

生麺のモチモチ感は唯一のもの

お手拭きは鎌倉パスタのシグネチャーモデル。

しばらくして運ばれてきた、「厚切りベーコンのカルボナーラ 鎌倉風」
麺は平麺のフィットチーネをチョイスしている。

食べ方は、箸かフォークか、どちらかを選ぶことができる。

フィットチーネはひたすらモチモチとした食感で、生麺パスタらしさを十分に堪能できる。
そして厚切りベーコンというだけあって、ガッツリと肉厚のベーコンの食感が楽しい。

卵黄を割り、濃厚なソースとからめて食べると、至福の時間がやってくる。

追加で「イセエビスープ」をオーダー!

伊勢エビの旨味が出汁として溶け込んだ、薫りが楽しめるような味わいがあった。

岡山に居ながらにして、鎌倉の風情をパスタを通じて感じるとこができる。生麺パスタ、和テイスト、そして焼きたてのパン。
和と洋が溶け合い、心地良い空間を創り出す。
鎌倉パスタ 1号店 辰巳店は、そのようなコンセプトを全身で感じさせててくれた。

鎌倉パスタ 1号店 辰巳店の地図

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