京の町に溶け込む、格調高い珈琲店
京都を中心に展開し、東京や広島、札幌にも支店を置く喫茶店チェーン「イノダコーヒ」。
その長い歴史は京都の街と共にあゆみ、京都市の中心部にある本店は今もなお格調高さを保っている。
堺町通三条下ル道祐町にあるイノダコーヒの本店。
京都の町屋のような外観の入り口だが、中は町屋とは一線を画する構造になっている。
実は、イノダコーヒ本店は1999年に創業時からの木造の建物が火事で半壊してしまった。
現在の本店は2000年に再建された建物である。
イノダコーヒの三条店も、すぐ近くにある。
レトロな雰囲気が楽しめる本店の店内
店内は昭和の喫茶店のようなレトロさがありながらも、ホテルのような高級感もある雰囲気だ。
テラス席もあり、外の空気に触れながらコーヒーを楽しむこともできる。
コーヒーは様々な種類が用意されている。
オーダーしたのは、ホットコーヒーのエクストラと、ケーキセット。
エクストラは世界各国の格付け生豆上位を選別ブレンドしてミディアムローストした、イノダコーヒの特選ブレンドとのことだ。
深いコクとコーヒーの贅沢な香りが楽しめる逸品であった。
古くから京都で愛され続けるイノダコーヒ。
その本店に行くと、京都の文化に少し触れたような気がした。