珈琲焙煎工房 函館美鈴 1号店 大門店

函館に根付くコーヒーの文化

函館・横浜・神戸・長崎。これら古くからの舶来文化の街では、コーヒーの文化もまた深い。
そんな函館で圧倒的に老舗の喫茶店といえば「函館美鈴」だ。

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函館駅から徒歩4分。
路面電車の走る恵山国道の交差点にある函館美鈴が、1号店である大門店である。

美鈴の歴史は北海道におけるコーヒーの歴史そのもの

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入り口には、その歴史を説明する看板が掲げられている。

美鈴のルーツは1932年、創業者である鈴木武二氏によって函館の栄町に作られた珈琲と洋食器の店「鈴木商店」だ。
鈴木商店は、北海道で初めての珈琲豆の店だったという。

その後1946年には、この地に喫茶店である「美鈴」をオープンさせる。
「美鈴」という名は一般公募で決められたのだという。

1961年には東京・神田に進出し、「美鈴コーヒー株式会社」を設立している。

現在に至るまで実に80年以上、名実共に函館を代表する喫茶店として歴史を刻んでいる。

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入り口に飾られた1935年製の珈琲焙煎機。北海道初の焙煎機という歴史的な物だ。

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鈴木武二氏の人生は、まさに函館と珈琲に捧げた偉業だ。

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函館美鈴は2018年9月現在、北海道と東北・東京を中心に姉妹店を含めて25店舗で運営されている。

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入店してすぐの所には、さまざまなブレンドのコーヒー豆がラインナップされている。
さすが珈琲焙煎工房といった趣だ。

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函館美鈴オリジナルの珈琲豆チョコ珈琲キャラメルから、珈琲ゼリーまである。

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大きな焙煎機が入り口に鎮座している。

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レジ横にはケーキのショーケースがある。

古き良き時代を今に伝える

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店内は函館美鈴の長い歴史のイメージとは逆に、シンプルかつモダンな空間で、インテリアのようにヒストリカルな写真が飾られている。

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美鈴のロゴが入ったフォルクスワーゲン・タイプ2がおしゃれで可愛い。

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まさにここ、函館美鈴・大門店のいにしえの写真が飾られている。

函館美鈴のいにしえの写真は、「カフェ美鈴 函館空港店」にはさらに多く飾られている。
以下、カフェ美鈴 函館空港店に飾られたの写真たちだ。

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函館美鈴 大門店のグランドメニュー。価格もリーズナブルだ。

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デザートや軽食もラインナップされている。

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ほっとする味のコーヒー。そしてカレーも絶品

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そしてこれが函館美鈴 大門店のブレンドコーヒー
焙煎仕立ての美鈴オリジナルブレンドだ。

香ばしい薫りと、飲みやすさの中に少し苦みのある味わいは、美鈴が長年培ってきた経験が作り出した味であり、そして函館の地で長く愛されてきたコーヒーそのものである。

函館の歴史の片鱗を感じられる喫茶店「珈琲焙煎工房 函館美鈴」
函館を訪れたら、本格的なオリジナルブレンドを楽しみたい場所である。

ちなみに美鈴はカレーライスも名物である。
コーヒーをブレンドし、独特の苦みと薫りを持つ「焙煎珈琲カリー」だ。
(こちらも函館空港店のもの)

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漆黒のルーは、まさにコーヒーブラック。
ビーフカレーのコクに、コーヒーのビターさが効果的なアクセントとなっており、今まで食べたことの無いタイプの美味さだったので、是非「焙煎珈琲カリー」もおすすめしたい。

珈琲焙煎工房 函館美鈴 1号店 大門店の地図

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