北海道の回転寿司は一味違う!
北海道の道東、オホーツクエリアである北見に発祥し、札幌はもとより東京にも店舗を拡大する「回転寿司トリトン」。
その1号店は、北見にある三輪店だ。
北見市東三輪、大雪大通り沿いにある回転寿司トリトンが三輪店であり、1号店だ。
幹線道路沿いということもあって、大きな「トリトン」の看板がよく見えるので、見落とすことは無いだろう。
トリトンの1号店は北見で創業
回転寿司トリトンは、北一食品株式会社によって運営されている回転寿司事業で、1989年に回転寿しトリトンの1号店として三輪店がオープンしたのが始まりだ。
三輪店は2000年にリニューアルし、現在の建物となっている。
回転寿司トリトンは順調に店舗数を増やし、2018年10月現在では北見に3店舗、旭川に1店舗、札幌に9店舗、そして東京に2店舗と、合計15店舗で運営されている。
北見の1号店に来て、一番のオススメが根室産のサンマと言われれば、そりゃ間違い無く食べるでしょう?
店内は木の暖かい感じの内装で、中央の大きな厨房とその周りのカウンター席が目に入る。
もちろんボックス席も用意されているので家族連れやグループでも安心だ。
この雰囲気は、飛び地ェーンである東京の東京スカイツリー・ソラマチ店と全く同じであり、その徹底ぶりに感動してしまう。
皿ごとの価格はこんな感じだ。120円から650円のレンジである。
東京スカイツリー・ソラマチ店はもう5周年である。そして池袋の池袋東武店はまだ新しい。
待合室には多くのサインが飾られている。
北見といえば「夏祭り」のホワイトベリーである。元ホワイトベリーの前田由紀さんのサインだ。
「いつも食べてます」
おお… 北見の誇り感溢れるコメントである。
隣には大山のぶ代さんのサインもあった。
「ザ・北海道」を感じさせるメニューの数々
カウンター席を見上げると、短冊状に垂れ下がった本日のオススメ品たち。
何はともあれとにかくサンマである。
根室産、釧路産、網走産と道東沿岸部で水揚げされたネタがあるのが、トリトンらしい。
回転寿司トリトンの湯飲み シグネチャーモデル。
ポップなデザインで可愛い。これは欲しい。
グランドメニュー。一番高いのは、意外にもウニである。
緑色の北海道マークが付いた物が道内産のネタだ。
サーモンのバリエーションの多さと、「マヨコーン」に道内産のマークが付いているところに注目である。
「いももち」の存在が北海道を感じさせる。
さんまをゴリゴリと推してくる表紙。道東のさんまはなぜ美味いか…?これは勉強になる。
ちなみに2018年は数年ぶりにさんまが豊漁の年でもある。
タッチパネルは無く、注文はこのように手書きで書いて板前さんに渡す仕組みとなっている。
北海道ローカルの回転寿司店はこのような仕組みが主流のようだ。
これは凄い!回転寿司でこの美味さは北海道ならでは!
「旬さんま」!!
最初にオーダーした一品が、突然の大アンセム。これほど肉厚で、これほど脂が乗った、柔らかく甘いさんまの握り寿司に出会ったのは初めてである。
根室産のさんま、かくも恐るべし…
「大トロサーモン」!
「活〆天然ぶり」!
「いくら」!
しょっぱさは控えめで、出汁が効かされていて美味!!
「マヨコーン」!
これは凄かった。コーンの新鮮さ、さすが北海道といった感じのもので、シャキシャキとした歯ごたえは他の回転寿司で食べるコーンとは全く別物! 一押しである。
「ニクソンロール」!
回転寿司トリトンでしか見たことの無い「ニクソンロール」。そもそもニクソンロールとは何なのか?
それはキュウリとクリームチーズを海苔で巻き、その上に鰻を載せたものである。
これが美味! まさにニクソン・ショック!!
だからニクソンなのだろうか?
「〆さば」!
これは長崎産とのこと。脂がノリに乗った美味な〆さばであった。
「ほたて」!
この大きさ、これぞ北海道のネタって感じであります!
最後に「いももち」!
北海道の郷土料理で、蒸したジャガイモ(メークイン)をすり潰し、片栗粉を混ぜてバターで焼いた物である。蜂蜜が掛かっていて、かなり甘いお菓子だ。
これが回転寿司店にあるのがまさに北海道である。
オリコンの顧客満足度ランキングで1位を取得したという回転寿司トリトン。
札幌市内でも連日人気だが、東京スカイツリー・ソラマチ店などは土日の昼ともなると90分待ちは覚悟が必要だ。
そんな回転寿司トリトンの1号店である北見の三輪店で食べた地元の食材の数々は、多いなる多幸感を与えてくれた。