ハイライト食堂 本店 百万遍店

京都の学生の胃袋を満たしてきた老舗定食屋

京都にて、地元に根付いた定食屋として学生を中心に親しまれている「ハイライト食堂」
その1号店であり本店は、京都大学の近くにある百万遍店だ。

東大路今出川の交差点から東へ。
「ハイライト」と書かれたビルが見える。

ここがハイライト食堂 百万遍店だ。

入口にはEating House hi-liteとある。
hi-liteという店名は、イタリック体といい、同名のタバコの銘柄を思わせる。

街の定食屋といった趣の外観。

味よし 量よし 値段よし

3拍子揃ったハイライトの魅力。「量よし」という所に、学生向けのボリューム感を予感させられる。

そんな3拍子を裏付けるがごとく、「ジャンボ」「ビックリ」といった言葉が並ぶメニューが迫力だ。

独創的なメニューの数々

ハイライト食堂は、1960年にこの地で創業した定食屋だ。
京都大学の向かいという立地もあり、創業当時から学生向けの定食屋だったという。
創業から半世紀以上たった今も、学生がひっきりなしに来店するお店だ。

1号店はここ、百万遍店
2021年3月現在、京都市内に6店舗(直営4店舗・FC2店舗)で運営されている。

百万遍店はコンパクトなフロアだが、2階席も用意されている。

書道家の藤井翔夢氏による感謝の書が掲示されていた。
60年間という言葉に重みが宿る。

ハイライト食堂のグランドメニュー。
かなり豊富なラインナップだが、その大半はチキン系である。

また、鍋物があるのも特徴だ。
こちらは一人用の鍋で、創業時からあるのだという。

なにはともあれ、不動の人気TOP3はこれ!

「カラフルジャンボチキンカツ」
「ビックリ盛り定食」
「若鶏唐揚げ定食」

全部鶏肉だ!

今回は人気NO.1の「カラフルジャンボチキンカツ」をオーダー!

アルバイト山田さんが考案した「山田丼」、そして「麻婆カツうどん定食」といった創作メニューもある。

唐揚げ用に開発したオリジナルソースを選ぶ、ということもできるという。

テーブルの上にはやかんと湯飲みが。
お茶はやかんから注ぐのだ。

こりゃすごい!カラフルでジャンボに偽りなし

しばらくして運ばれてきた、カラフルジャンボチキンカツの定食。
で、、でかい!

これが、カラフルジャンボチキンカツの本体。
名前が長い。スリジャヤワルダナプラコッテのようなリズム感すら漂う。

そして、その名の通り圧倒的にカラフルでジャンボだ。

ジャンボサイズのチキンカツに、チーズアメリカンソースおろしポン酢をトッピング!!
3種類のバリエーションをお楽しみ頂けます

とある通り、大きなチキンカツの味付けが3つのパートに分かれている。

これがチーズパート。

チーズの上にデミグラスソースがトッピングされている。
チーズはトロトロにとろけているので、熱いうちに食べるべし。

これがアメリカンソースパート。
ステーキソースのような、やや酸味のある味わいだ。

そして和風の、おろしポン酢パート。
ポン酢は別に渡され、好きなタイミングでかけることができる。

定食なので、ごはんと、

赤だしが付いてくる。

かなり大きなチキンカツだけど、これが柔らかい!
ムネ肉なのだが、ムネ肉とは思えないほどソフトで、どんどん食べてしまいたくなるのだ。
チキンを中心としたメニューで半世紀を超えるハイライト食堂ならではの味わいである。

この3つの味を交互に食べることで、あの大きなチキンカツを全く飽きずに食べ終えることができる。
一心不乱に食べても、最後まで美味しいまま。

こりゃ人気になって当然だ…

レシートの裏に印刷された「一日一膳」の言葉。

ハイライト食堂で一膳食べたら、一度は良いことをしなさい。
そう思わせてくれる。

かつての自分がそうであったように、学生はいつもお腹が空いている。
そしてお金が無い。
そんな学生にとって、手頃な価格でドカ盛りの定食が食べられる店は、まさに聖地。

数多くの大学があって「学生の街」とも言われる京都において、ハイライト食堂が半世紀以上も人気店として存在する理由、それはこの価格、量、そしてこの味だろう。

まさに味よし 量よし 値段よしといったところだ。

京都の良心、ハイライト食堂。
巨大なチキンカツが食べたくなったら、ハイライトへ食堂。

ハイライト食堂 本店 百万遍店の地図

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