博多の名を背負って世界進出するラーメン
博多とんこつラーメンを独自に追求し、今や日本国内にとどまらず世界にも多く進出しているラーメンチェーン「一風堂」。
その本店は福岡の天神にある「大名本店」だ。
天神西通りから少し路地に入ったところにある一風堂。こここそが、一風堂の総本店である大名本店だ。
間口の狭い入り口が総本店の雰囲気を期待させてくれる。
豚骨ラーメンのイメージを一新した一風堂
一風堂は1985年に創業者である河原成美氏によって「博多一風堂」として創業した。
当時からモダンな店内をコンセプトに掲げ、それまで汚い・入りづらいとされていた博多のとんこつラーメン屋のイメージをがらりと変えたという。
大きな人気を呼び、日本全国、そして世界12カ国に渡って店舗を広げるチェーン店となった。
創業当時のモダンなコンセプトは現在も存分に活かされており、ジャズが流れるおしゃれな内装は、まさにラーメンダイニングといった様相すらある。
2019年10月現在、国内に94店舗、IPPUDO RAMEN EXPRESS店舗は国内に36店舗で運営されている。
店内に掲げられた大きな看板。
ここ総本店のみ、メニューが違う。
総本店の歴史を大切にしよう、原点であることを常に胸に抱こうということで、粋な計らいがされている。
一風堂ファン感泣のメニューだ。
創業当時の味を復刻した白丸元味を食べてみよう
これが総本店の白丸元味。総本店の創業当時の味を復刻したものだという。
こってり目のとんこつの中に細麺という、オーソドックスで優しい味のとんこつラーメン。
どこまでも飲めそうな奥深い味のスープだった。