博多のソウルフード、鉄板焼肉
博多のソウルフードとも言われる、鉄板焼肉。
そんな鉄板焼肉を提供する老舗「びっくり亭」の本店である「本家」は、福岡市博多区にある。
JR鹿児島本線 南福岡駅から徒歩1分。
大きく赤い「びっくり亭」の看板が目印だ。
ここが1963年創業の「びっくり亭 本家」である。
創業から半世紀以上経過したびっくり亭は2019年4月現在、福岡県に6店舗、宮崎県に1店舗にて運営されている。
親、子、またその子くらいまで、ずっと愛され続けている博多の定番フードだ。
類似した店名を持つ店舗もあるようで、入口には類似店舗ご注意という張り紙まで貼られていた。
歴史を感じさせるレトロな店内
びっくり亭 本家の店内は、長い歴史を感じさせるレトロな雰囲気に満ちている。
どこか昭和の居酒屋に来たような感じすら漂っている。
多くのサイン色紙が飾られている。
年季の入った詩文もある。
キリン 一番搾りとびっくり亭のコラボポスター。
びっくり亭の焼肉のビールとの相性の良さを伺わせる。
シンプルなメニューにびっくり
木札メニュー。いたってシンプルな構成となっている。
基本的に、飲み物、ご飯、焼肉しか無い。
焼肉はサイズがいくつかある。
一人半前
W
トリプル
トリプルがどれほどの量か、その値段から推して知るべし…
卓上のメニューもある。
餃子は冷凍のお持ち帰り専用というのが面白い。
裏面には、焼肉の独特の食べ方が指南されている。
テーブルの上には、辛味噌が入った壺が置かれている。
ものすごい量だ。
そして、ジェンガにでも使うのか?という気にさせる木の棒が4本置かれている。
これ後々重要アイテムだと分かる。
この食べ方こそ、ソウルフードたる所以
しばらくして、運ばれてきたご飯とみそ汁。
黄色く大きなたくあんが印象的だ。
運ばれてきた「焼肉」1人前!
既に結構なボリューム感である。
先ほどの木の棒をプレートの片方だけに1本置き、プレートを傾ける。
辛味噌をすくって…
木の棒で傾かせた下部に溜まってきた油と、辛味噌をブレンドさせる。
ラー油のような何かが完成!
このラー油のような何かと、ガーリックがバキバキに効いた焼肉とを絡ませて食べると…
こりゃ凄い。無限に食べてしまいそうになる。
焼肉、ごはん、キャベツ、焼肉、ごはん…の無限ループの完成だ。
そして時折かじるたくあんが、絶好のアクセントとなる。
超シンプルでいて、どこまでも食べたくなる。
博多のソウルフードである鉄板焼肉。そのルーツ店である「びっくり亭 本家」は、たくさんのお客さんが訪れていた。