北九州のうどんといえば「資さん」
福岡を中心としたうどんチェーンである「資さんうどん」。福岡でも特に北九州を中心に展開する同社の本店は、小倉の上葛原にある。
まず店舗の建物に圧倒されるが、ここは本社機能と工場までも有する、正真正銘の「本店」である。
資さんうどん 本店の入り口の様子。本社ビルの1階に店舗がある。
店舗入り口の右隣には本社のエントランスがある。
資さんうどんの歴史。こちらは1号店ではなく本店
資さんうどんは1976年に北九州市戸畑区にて創業し、現存する「一枝店」が1号店となっている。
こちらの「本店」は2008年に本社・工場がこの地に移転し、その年の12月に新規でオープンした店舗となっている。
それまでは一枝店が「一枝本店」であり、本社移転前は一枝店の2階が本社であった。
資さんうどんは2017年12月現在、福岡県とその周辺にて39店舗での展開となっている。
入り口のディスプレイ。うどんだけではなくカレーライスや親子丼なども見える。
「ゴボ天」が人気No.1とのこと。さすがこのあたりは、福岡のうどんという感じだ。
本店らしいゆったりとした店内
店内は広めだ。讃岐のセルフスタイルのように見えるが違い、テーブルにて注文する。
座敷席もある。
ぼた餅やいなりなどの販売コーナーもある。
うどん関連の販売物としては、資さんうどんオリジナルの麺「讃岐うどん」があった。右側にあるのはおでんのつゆ。
資さんうどんのカウンターにはおでんもある。うどんとおでんの組み合わせは讃岐うどん店でもよくあるスタイルだ。
肉&ゴボ天こそ福岡のスタンダード
資さんうどんのグランドメニュー。ここでの人気No.1は外のディスプレイとは違い、「肉&ゴボ天うどん」だ。
「明太&バターぶっかけうどん」も気になるメニューである。
こちらはカウンターの壁に貼られたメニュー。
ここでは「肉&ゴボ天うどん」をオーダーした。資さんうどん最強コンビである。
テーブルの上には、左から七味、とろろ昆布、たくあん、天かすといったものが置かれている。とろろ昆布はなかなか珍しいのではないだろうか。
甘めのつゆと、迫力のゴボ天!
そしてこれが、資さんうどん 本店の「肉&ゴボ天うどん」!
飛び出たゴボ天が大迫力!
じわじわと油が染み出る肉!!
蒲ぼこには資さんうどんの「資」の字が入っている。
味はまさにウエストや牧のうどんと並ぶ福岡のうどんといったもので、まず甘めのつゆを感じる。すぐに分かるほど「あっ、甘い!」と感じるものだ。
麺のコシについてはそこそこで、普通レベルといったところ。ウエストや牧のうどんよりは若干コシがあるように感じた。
ゴボウは揚げたてでサクサクで、肉も甘口の下ごしらえがしてあり、つゆとの相性もバッチリだ。
この肉とゴボ天の組み合わせ、そこに甘めのつゆとうどんの麺が絡むと、まさに福岡のうどんそのものといった味であった。
北九州を訪れたら是非行ってもらいたい店舗である。