タイから来たしゃぶしゃぶレストラン、福岡にあり
「MKレストラン」は、タイでチェーン展開しているタイスキ(タイ風のしゃぶしゃぶ)を中心とした人気レストランだ。
1993年にほっともっとややよい軒を運営する株式会社プレナスによって、日本での展開も開始された。
ここ、MKレストランのアクロス福岡店は1995年オープンで、2018年8月現在、日本におけるMKレストランでは最も古い店舗である。
アクロス福岡の地下1階に、MKレストラン アクロス福岡店がある。
アクロス福岡は天神にあり、天神地下街からも繋がっている。
アクロス福岡は1995年オープンの施設なので、MKレストラン アクロス福岡店はその時からここにあるわけだ。
MKレストランの本場タイでは、1986年に上述のタイスキ(タイ風しゃぶしゃぶ もしくはすき焼き)のレストランとしてオープンしている。
MKレストランの歴史はバンコクに始まる
ルーツを辿れば1962年。バンコクのサイアムスクエア ソイ 3にて、アウンティ・ソンカム氏により運営されていた小さな飲食店である。当時、香港の実業家であったマーコン・キンジー氏の支援を受けた。MKとは、マーコン・キンジー氏のイニシャルである。
その後1986年、リット・ティラコーメン氏によって「MKレストラン」としてオープン。タイスキをメインとするこのレストランは、日本のトヨタ式「カイゼン」を大胆に取り入れたりと創意工夫を重ね、2018年にはタイを中心に全世界で400店舗を展開するまでにも成長している。
日本では1993年に株式会社プレナスが営業権を獲得。1994年に博多の中州にて1号店である中州店をオープン(現在は閉店)。そしてこちらの1995年オープンのアクロス福岡店が2号店として、現在でも営業中である。
2018年8月現在、日本国内では九州を中心に34店舗で運営されており、東京にも出店されている。
タイのMKレストランはタイスキであるが、日本のMKレストランは日本人向けにアレンジされており、「しゃぶしゃぶ」「寿司」「飲茶」の食べ放題として運営されている。
それらの食べ放題メニューは組み合わせることもできる。
最古店とはいえ、店内の空間はモダンでおしゃれだ。
MKレストランのグランドメニュー。
ここではベーシックに「しゃぶしゃぶ」食べ放題をオーダー。
ランチタイムということで、1480円とリーズナブルである。
テーブルにはタッチパネル端末もある。
MKレストラン オリジナルの箸袋。
オリジナルのお手拭き。
オリジナルの「MKソース」にタイを感じろ!
ソース類のラインナップが独特で面白い。
「梅塩」「和風だれ」「MKソース」「ぽん酢」「ごまだれ」だ。
和風だれは出汁の味を存分に楽しめる醤油味で、MKソースはチリソースとオイスターソースにナンプラー等の香辛料を加えてつくりあげたオリジナルソースである。この辺にタイを感じる。
MKレストランのロゴ入りの器。
しゃぶしゃぶのスープは2種類選べる。この日は「オリジナル」と、期間限定の「トマトスープ」をチョイス。
オーダーは驚くほどスムース!快適な食べ放題が可能
まず、肉と野菜が運ばれてくる。野菜は種類もボリュームもあって、野菜不足にはとても良い感じだ。
追加の注文はタッチパネルで行う。
驚くほどスピーディに食材が運ばれてくるので、食べ放題のペースを崩すことは無い!
「タイ風ヤムウンセンサラダ」。しゃぶしゃぶのレストランではまずお目に掛からないものだが、これぞタイをルーツとするMKレストランならではだろう。
おたまなどもMKレストランオリジナルのもので、魚や野菜をかたどった面白い形状をしている。
タイに発祥し、日本に輸入された「MKレストラン」。
日本人向けにアレンジされているとはいえ、タイっぽさを存分に残し、ちょっとした異国情緒気分も味わえる。
それでいてリーズナブルにすきやきや寿司の食べ放題が楽しめる。
個性的、かつ常用したくなるようなレストランであった。