福岡うどんの地元人気チェーン店
福岡には数多くのうどん屋と、うどんチェーン店がある。
三大福岡うどんチェーンと言われる「ウエスト」「牧のうどん」「資さんうどん」をはじめ、「小麦治」や「人力うどん」など、これほど単一のカテゴリにおいて様々なローカルチェーン店が密集するエリアも珍しい。
「うちだ屋」もそんな福岡うどんチェーンのひとつで、1号店は福岡市東区にある「多々良店」だ。
住宅街の中に溶け込む、うちだ屋 多々良店。
うちだ屋の歴史は、この店舗から始まっているのだ。
「和風レストラン うどん」とある。
うどん推しである。
…と思いきや、
元祖和風ちゃんぽん とある。
しかも、うどん麺!
ドンとうまい!名物カツ丼、味自慢の和風ちゃんぽん、そして天ざるそば。
うどん専門店ではなく、和風レストランと銘打つだけの幅広さがある。
それでは入店してみよう。
福岡で、地域に根ざし続けるうどん屋さん
うちだ屋は1977年、個人店「うちだ屋」として創業した。その場所はまさにここ、福岡市東区の多々良である。
多くのうどん専門店のある福岡で、地元のためのうどんレストランとして親しまれてきたうちだ屋。
1986年には株式会社化し、1989年には「めん勝」「万福うどん」といった別ブランドの展開も開始。
2022年8月現在、うちだ屋は宮崎県を除く九州全域に28店舗で運営されている。
入口横にあるサンプルショーケース。
丸天うどん、ごぼう天うどんなどが、九州らしさを感じさせてくれる。
日替わりランチはAランチ、Bランチと2種類用意されている。
ご飯・おかず・うどんがセットで、かなりお得なセットだ。
店内はゆったりとしたテーブル席が中心で、まさにレストラン。
当店の『うどん・そば』は厳選した小麦粉とそば粉を使用致しております。
『うどん』は、昔ながらのふんわり、もちもち、『そば』はつるつる、しこしこの麺を使用しております。
『スープ』は、天然だし「かつお、煮干、昆布」の風味を大切にした、当店オリジナル秘伝のたれ『各種返し』を使用し、毎日店舗で作っておりますので、後味がスッキリと美味しくお召上がり頂けます。
その他の食材に関しましても「安心・安全」に心掛けておりますので、赤ちゃんからお年寄りまで安心してお召上がり下さい。
従業員一同、【味に真心をのせて】減塩と栄養のバランスを考えた『食』を提供させて頂き、地域のお客様と共に、幸福な毎日を送れます事が当店の願いです。
どうぞ、お気軽にご利用頂きます様お願い致します。お客様のご来店に「感謝」 再来店に「感激」
店主敬白
うちだ屋のグランドメニュー。
1ページ目はうどん・そばから始まる。(写真ブレてすみません)
ザ・福岡うどんといったラインナップに心躍る。
サービス定食のラインナップも充実している。
かしわめしにうどんかそばが付いたセットなど、魅惑のラインナップに心が踊る。
創業以来人気No.1なセットは、カツ丼に小うどん・そばセットとのことだ。
うどん屋の味自慢 カレーライスもある。
カツカレーは、創業以来人気No.1とのこと。
さらに定食メニューが続く。
ハンバーグやエビフライまでも登場し、ラインナップの幅広さに驚く。
今回は「カツ丼」のセットで「肉うどん」を付けてオーダーしてみた!
ベーシックな味こそ、地元の素の味
しばらくして運ばれてきた「カツ丼」と「肉うどん」セット!
なかなかのボリューム感だ。
ジューシーなカツに、ふんわりと載せられた卵がたまらない。
食べると、どこか古風な味わいがする。
柔らかすぎず、硬すぎない、ちょうどよい感じの卵に、高級すぎず、チープすぎない肉のカツ。
これぞ、うどん屋で食べるカツ丼そのものだ。
そしてこちらは「肉うどん」。
肉は甘めに味付けされたバラ肉で、ややハードな噛み応え。
噛むと口の中に甘みがじんわりと広がる。
また、つゆもやや甘めの味付けだ。この辺は、さすが福岡といったテイスト。
麺はヤワ麺ではなくコシがあり、モチモチ感がある。
資さんうどんやウエストよりも、讃岐うどんに近いかも知れない。
セットには漬物と冷や奴が付いてくる。
創業以来人気No.1というカツ丼と、福岡を感じられる肉うどんを美味しく頂いた。
しかし、メニューの多いうちだ屋の、ほんの一部を食べたに過ぎない。
次回は是非、和風ちゃんぽんを味わってみたい。