福岡のうどんシーンをリードする「ウエスト」
福岡といえば博多。博多といえばラーメンであり、福岡といえばラーメン、と連想しがちだが、実は福岡はうどんなのである。
なぜなら、うどんの発祥地は福岡なのだ。
そんな福岡うどんの草分けとして、牧のうどんや資さんうどんと共にこの地に根付いている店といえば、「ウエスト」だ。
その1号店は福岡県の福津市にある「福間店」だ。
※閉店しました。
福間駅から徒歩10分ほどの所にある。
「うどん」「焼肉」と連なった看板が印象的だが、福間店はうどん店のウエストと、焼肉店のウエストの二店がセットとなっている。
こちらはうどんのウエスト。
こちらは焼肉のウエスト。
半世紀以上の歴史あるレストラン
ウエストがこの地に出来たのは1966年。うどんだけでなく、様々な形態の外食店舗の集合として営業をしていたという。
その中でうどん店としてのウエストは、「ウエスト味の街」という名前で営業していた佐賀県の基山店がそのルーツとなっている。
2019年9月現在、埼玉県、千葉県、東京都、山口県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、海外に150店舗で運営されている。
ウエストは福岡市内に多くの店舗があるため、この看板に見覚えのある人は多いだろう。
うどんにごぼう天、そして肉!
ウエストのメニュー。
ここでは、ごぼう天+肉をオーダー。ごぼう天は博多うどんの定番トッピングだ。
天カスと青ネギを入れることが出来る。
フレッシュな衣のごぼう天と、ジューシーでジャンクな肉のミックスの相性も抜群である。
九州のうどんは、讃岐うどんとはまた違う世界が広がっている。
ソフトでやさしい麺と、甘口のつゆ。全体的に甘口なのが博多うどんの特徴だろう。
1966年からこの地に根ざして半世紀。
博多うどんの定番を築き上げた店舗の一つとして、今日も人気のウエスト。長浜ラーメンのように、全国区になってもらいたいと思う筆者であった。