新潟の正当派和食レストラン
新潟県内で和食レストランをチェーン展開する「くいどころ里見」。
その1号店であり本店は、新潟県見附市にある「見附本店」だ。
国道8号線沿い。JR信越本線の見附駅からは行けなくもないが少し遠い。
くいどころ里見の歴史
くいどころ里見は1974年、創業者である高頭八郎氏によって新潟県見附市で創業。
以降、現在に至るまで、新潟県内のみでのローカルなチェーン展開にこだわり続け、2018年7月現在、新潟県内に18店舗で運営されている。
ここ見附本店は、1974年に創業した1号店であると同時に本店である。
1992年に移転して、現在の場所での営業を開始している。
入り口には、くいどころ里見のイメージキャラクターである水戸黄門様の像が立っていて、我々を迎えてくれる。
これは、「正しい商売を行う」ため、勧善懲悪のシンボルである水戸黄門様をイメージキャラクターにしたのだという。
くいどころ里味 見附本店の店内は広い。カウンター席は少ないが、ボックス席、座敷、個室、テーブル席、そして宴会もできる大広間まである。
さすが、くつろげることにこだわりを持つレストランといったところだ。
幅広く取り揃えられたメニューは新潟の地酒も充実
くいどころ里味 見附本店のグランドメニュー。
そば・うどん・ラーメンなどの麺類、丼物、寿司、そしてカツカレーや中華丼まで幅広くラインナップされている。
特に「かつ丼」は新潟で人気のあのかつ丼スタイルだし、ラーメンの「うま煮ラーメン」も、さんぽう亭を彷彿とさせる五目スタイルだ。
新潟に根付いたグルメを一度に味わえるメニュー構成である。
米どころ新潟だけあって地酒もある。
メニューの裏表紙。
「新潟でしか味わえない店」というコピーが誇らしく、力強い。
おすすめメニューでは三元豚のとんかつがラインナップされていた。
裏には「ソース物語」が。
ここでは、ざるそばをオーダー。
ドリンクバーのコーナーもある。
くいどころ里見はそばも美味しい
運ばれてきた、ざるそば。
くいどころ里見では、最もベーシックなメニューの一つだ。
小さなざるが二つ、という構成が特徴的である。
これはセットでざるそばを付ける場合は一つ、という利便性があってのことだろう。
こちらは新潟名物のへぎそばとは異なり、ごくごく普通のざるそばである。
口に入れるとそばの風味が豊かに拡がり、噛むとしっかりとコシがある。
くいどころ里見のそばは、風味を存分に楽しめるざるそばであった。
新潟ローカルで展開する「くいどころ里見」。豊かな自然に恵まれたこの地で、豊かな食文化や居心地の良い場所を提供する、まさにローカルレストランの良い所が全てここにあるようだ。