魚沼の恵みを一身に浴びる回転寿司
日本一の米どころ、新潟・魚沼。
一面に広がる田んぼが印象的なこの新潟県で、ローカルにチェーン展開する回転寿司「廻るすし道楽」。
その本店は、魚沼市にある塩沢本店だ。
廻るすし道楽 塩沢本店。
付近には上越国際スキー場という巨大なスキー場や大型のペンションやホテルがある、冬のリゾート地だ。
「魚沼産コシヒカリ使用」という文字が流れるLEDボード。
さすが南魚沼ならでは。
東京からは220km離れている。
さて入店してみよう。
シャリの存在感が違う!コシヒカリの聖地で食べる寿司
廻るすし道楽は、株式会社タキノガワによって運営されている回転寿司チェーンだ。
2021年7月現在、新潟県内に5店舗で運営されている。
入口に貼られた南魚沼産コシヒカリのポスター。
3合を500円で購入することができる。
店内は昔ながらの回転寿司といった様相。カウンター席、テーブル席の他、座敷席なんかも用意されている。
タッチパネルや特急レーンといった設備はない。
湯飲みと箸袋は、すし道楽のシグネチャーモデルだ。
価格レンジは95円から990円までと幅広い。
すし道楽のグランドメニュー。
表紙には、3貫セットのざんまい系がラインナップ。
グランドメニューの中身。95円皿から始まるところがユニーク。
250円から350円まで。徐々に高級感が増してくる。
実質レギュラーメニューはここまでで、990円の皿はラインナップしていない。
本日のおすすめメニューが貼られたホワイトボード。
真ぞい、真ごちあたりが珍しい。
すし道楽ソウルフードと書かれた「げそサラダ」をオーダー!
これがげそサラダ。
サラダの中に、コリコリとしたげその食感が混ざる、何とも不思議な軍艦だ。
しかし美味しい…
「天然まぐろ腹身」
柔らかく、マグロの旨味がじっくり味わえる。
それにしても、シャリの存在感がたまらない。
コシヒカリというと、柔らかくて寿司には向かないようなイメージだが、やや硬めに炊き上げられており、シャリとしての固さも絶妙。
酢飯になった時に、コシヒカリの天然の甘さと酢の味が良い感じに混ざり、とても上質なシャリだ。
「とろサーモン」
とろけるように柔らかいサーモンも。
「芽ネギ」
芽ネギのネタが好きな人は結構いるのではないだろうか。シャリシャリとした爽やかな噛み心地が、まさに夏のネタといった様子だ。
「しめ鯖」
お店によるキャラクターが最も出るネタのひとつ。
すし道楽のしめ鯖き、酢の酸味がかなり効いてるもの。そして身はやや硬めで、大人っぽいテイストだった。
「松前わさび」
山わさびを松前漬けにしたものが軍艦になっている。
わさびの刺激、とぬめり、そして強い酸味に夏向けの爽やかさを感じた。
コシヒカリの産地、南魚沼の真ん中にある回転寿司店。
シャリがとても美味しいと感じたのは、南魚沼の上質なコシヒカリを使用しているからに違いない。
上越の富寿しで食べた時もシャリの独特な存在感を感じたが、米どころ新潟では寿司におけるシャリの存在感は一味違うな、と今回も感じることができた。