横浜中華街発の四川料理チェーン
数多くの中華料理店がひしめくアジア最大の中華街、横浜中華街。
古くは広東料理が中心だった中華街だが、90年代以降は四川料理や東北料理など様々な地方の中華料理店がオープンし、多様化していった。
そんな中で横浜中華街で四川料理の店としてオープンし、現在は中華街を飛び出してチェーン展開するのがこちら「福満園」。本店は横浜中華街の北門通りにある。
加賀警察の向かいにある、福満園 本店。
中華街らしく、煌びやかな装飾がなされている。
中華街フードフェスティバルで受賞や入賞した際の賞状が飾られている。
福満園のサンプルディスプレイ。
福満園は福建料理と四川料理を専門とする中華料理店だ。
本格的な麻婆豆腐に舌鼓!
福満園は2002年、現代表の山田聖一郎氏によって創業された中華料理店だ。
山田聖一郎氏は1995年から、横浜中華街随一の麻婆豆腐の店として広く知られる景徳鎮で働き、支配人にまで出世した。そのキャリアと同時期に福満園を創業したという。
福満園は、横浜中華街では当時少なかった福建料理や四川料理の店としてオープンした。
2021年12月現在、神奈川県を中心に10店舗で運営されている。
店内はシックで落ち着いた印象。
円卓なのが中華料理店を印象付ける。
様々な書体で「福満」と書かれた額が面白い。
入店したのはランチタイムだったので、ランチメニュー。
全体的にリーズナブルだ。
今回は「四川麻婆豆腐」をオーダー!
その下にある「シルクロード陳マーボー豆腐」は、麻婆豆腐とカレーの融合メニューとのこと。
ランチタイム限定のお得なセット。
黒チャーハンをオーダーしてもプラス120円で半黒チャーハンを付けることができる!
箸袋は福満園のシグネチャーモデルだ。
意外とすぐに運ばれてきた「四川麻婆豆腐」!
ライス、スープ、杏仁豆腐がセットだ。
さすが四川だけあって、かなりオイリーな仕様となっている。
ボリューム感があってひき肉も多く、食べ応えのある麻婆豆腐だ。
全体的にとろみもある。
麻よりも辣が勝っているが、それほど激辛でもなく、辛いのが苦手な人でも食べることができると思う。
麻婆豆腐と正反対のような淡泊なスープと杏仁豆腐でスッキリして、ランチを終えることができる。
横浜中華街では新しい世代の中華料理店、福満園。
そのルーツである中華街の本店では、福建料理と四川料理の味を楽しむことができる。