平成末期、唐揚げの時代が到来!
唐揚げの専門店として急速に店舗数を拡大しつつある「からやま」。
その1号店は、神奈川県相模原市にある「相模原店」だ。
JR横浜線 淵野辺駅から徒歩10分。国道16号線にある「相模原店」が、からやまの1号店である。
からやまは、アークランドサービスホールディングス株式会社のグループであるエバーアクション株式会社によって、2014年12月にオープンした唐揚げ専門店だ。
からやまは、同じくエバーアクション株式会社が運営するテイクアウト中心のからあげチェーン店「伝説のからあげ! からあげ 縁 – YUKARI –」とのコラボレーションによって始まったチェーン店である。からあげ 縁の「極ダレ」を、レストラン形式で手軽に味わえるようにしたのがからやまだ。
からあげ 縁は浅草に本店があることから、からやまのロゴマークにも「浅草」との文字が入っている。
そしてからやまは、とんかつ専門店である「かつや」と同じグループである。
そのため、店舗運営にはかつやで培われた様々なノウハウが投入されているのだという。
ちなみに「かつや」「からやま」共に、1号店は神奈川県相模原市だ。
「かつや」と共通する部分アリ!
からやま 相模原店の店内の様子。長いカウンター席が目を引くが、奥の方にはテーブル席もある。
カウンター席の上には「かつや」の看板が!
これ、どこかで見たような… これだ!
グループであるとんかつ専門店「かつや」とも共通するモチーフである。
からやまのグランドメニュー。
唐揚げ専門店だけあって、シンプルで分かりやすいメニュー構成。
これくらい振り切ったメニュー構成だと迷うことはないだろう。
ここは唐揚げ定食である「からやま定食」をオーダー。
サイドメニューもチキン系が中心となっている。基本的にどのページを見ても茶色い食べ物しかない。
テーブルに上にある壺がまた特徴的なのだ。
多分、モンスターエナジーではない。
片方は大根の漬物。これはかつやと共通のものだ。
そしてイカの塩辛となっている。
まさに唐揚げ専門店の味!
モリモリに盛られた唐揚げの迫力に食欲が刺激される。
大学生の頃、学校の近くに「ちきんの店」という唐揚げ専門店があった。そこは学生向けの、無闇に山盛りな唐揚げ定食を出してくる店で、そのボリューム感が大好きで当時は常連になっていた。
卒業して何年か後に火災で店を閉めたと知ってショックを受けた。
時は過ぎ、からやま定食を目の前にする。あの時の唐揚げ定食にも勝るとも劣らないこのルックス。なにより590円でこのボリューム。
唐揚げには夢がある。
これがからあげ 縁の「極ダレ」という名のたれ。
ジャボジャボ漬けるというよりは、アクセントにように少し漬けて食べるくらいのものだ。
そうすると、アツアツでジューシーな唐揚げの味にちょっとした変化が訪れるのである。
お味噌汁にはとろろ昆布が入っているのも特徴の一つだ。
2018年の今、唐揚げブームとなり、様々なレストラン運営企業が唐揚げ専門店を立ち上げ、店舗を増殖させている。それはもう「からやま」そっくりに作られた店舗まで出現する程の加熱具合だ。まさに唐揚げ戦争!
2018年11月現在、日本全国(西は大阪まで)とタイ・香港合わせて67店舗で運営されているからやま。
2014年に生まれたチェーン店だが、まだまだ激しい唐揚げ戦争は続きそうな予感を感じた。