まさにとんかつのファストフード形態
とんかつを牛丼屋のスタイルで食べるという、とんかつのファストフード化を推し進めて近年店舗数を増やしたチェーン店といえば「かつや」。
かつやの1号店は、神奈川県の相模大野駅近くにある「相模大野店」である。
2020年に移転リニューアルオープンし、現在の店舗となった。
旧店舗から350メートルほど移動した形だ。
大きく目立つ「かつや」の文字!
カツ丼 490円。
オープン以来、その安さが魅力である。
ちなみに、旧店舗はこちら
サッと入って、サクっととんかつをオーダーする
かつやは、「とんかつ界の吉野家」を目指す意気込みで、新潟を中心に展開するホームセンター「ホームセンタームサシ」を運営するアークランドサカモトの子会社、アークランドサービスホールディングスのグループである株式会社かつやによって運営されている。
これまでホームセンターを運営していた会社からの、別事業への挑戦が「かつや」だ。
1998年に相模大野に1号店がオープンし、その後はとんかつ専門のチェーン店として全国展開。
2020年末には479店(国内420・海外59)もの店舗数に成長した。
店内は広く、明るい雰囲気だ。
店内カウンターの瓦屋根と、その上の「かつや」看板は1号店からの伝統だ。
旧相模大野店の看板:
シンプルなメニュー構成、これぞ専門店
かつやのグランドメニュー。
この時の推しは塩カツ丼だ。
メニューはシンプルそのもの。
さすが専門店といったラインナップだ。
丼もののページ。ソースカツ丼なんかもある。
とんかつ屋さんが作るカツカレー。
やはりカツの存在感が半端無い。
今回は「ロース・メンチカツ定食」をオーダー!
ロースカツとメンチカツ、カツ界の二大巨頭を両方楽しめる欲張りプランだ。
とんかつソース、ドレッシング、辛子などが用意されたテーブル。
壺には割干大根漬が入っている。
これがかつやのとんかつにベストマッチだ。
辛子は「かつや」シグネチャーモデルだ。
ロースカツとメンチカツをサクサクの衣で頂く!
そして運ばれてきた「ロース・メンチカツ定食」!
その名のとおり、ロースカツとメンチカツが所狭しと鎮座する逸品だ。
このザクザクとした感じの衣が、写真なんて撮ってないでアツアツのうちに早く食えと、私に訴えかけるようだ。
お前はロースから食うのか、それともメンチから食うのか?
究極の二択だ。
もしくは、キャベツから食うのもアリだろう。
ちなみに、おかわりし放題ではない。
低価格帯のとんかつとは思えないほど肉厚で、サクサクで立った衣。
とんかつの醍醐味を存分に味わうことができる。
ロースカツでもそれほど脂っぽくはないので、食後に胃が重くなることもないだろう。
定食なので、お味噌汁も付いてくる。
ややあっさり目の味付けが、揚げ物の後には優しい。
入口ではテイクアウトもある。
リアルなサンプルが並ぶ様子は「からやま」同様、アークランドっぽさだ。
割干大根漬とかつやオリジナルのとんかつソースも販売されている。
とんかつソースは甘めの味付けだ。
低価格なとんかつのファストカジュアルとして全国に展開する「かつや」。
リニューアルした1号店は広々と開放的で、とんかつの味を落ち着いて楽しむことのできる空間だ。