超グルメ回転すし 武蔵丸 豊川本店

東三河の「超」グルメ回転寿司!

多様なグルメを擁する名古屋、それだけでもお腹いっぱいなのに、その外側にまで多様なグルメがあるのだから手に負えない。
特に名古屋の東側、三河エリア。味噌カツなど味噌の味をイメージするが、岡崎や刈谷が属する西三河と豊川や豊橋が属する東三河ではまた違うという。
そんな東三河地域において存在感を発揮している回転寿司がここ、「超グルメ回転すし 武蔵丸」だ。
その本店であり1号店は豊川にある「豊川本店」である。
(本店はもう一つ「豊橋藤沢本店」もあり、そちらはとんかつ武蔵と隣接している)

武蔵丸。同名の関取をイメージするが、全く関係がない。

武蔵丸の玄関口。
「海よ大地よありがとう」という壮大なコピーに、期待が高まる。

そして、脇にあるこの小屋には…
「釣りたて魚、買い取ります」
の看板が!

なんと、釣り人達が魚を持ち込むとそれが買い取られ、店内のレーンで回り始めるシステムがあるのだ。

そんな武蔵丸、入店してみよう。

オリジナリティあふれる驚きのネタの数々!

超グルメ回転すし 武蔵丸のルーツは、とんかつ店に始まる。1967年、豊橋市中郷町に「和風とんかつの武蔵」を開業したのがそのルーツだ。三河らしく「味噌かつ定食」が大ヒットしたという。
武蔵株式会社が設立され、30年以上、「とんかつの武蔵」としてとんかつ専門店を運営するが、2003年に新業態として回転寿司店を開始。「炎の回転すし 武蔵丸」として、現在の超グルメ回転すし 武蔵丸 豊川本店が誕生する。

2021年12月現在、超グルメ回転すし 武蔵丸は愛知県内に5店舗で運営されている。

入店するとすぐに「めざせ!日本一の回転すし」と書かれた派手なボードが目に入る。

「釣り人のみなさん、生産者のみなさん、ありがとう」と書かれたボードに人名の札がたくさん掛けられている。
釣った魚を売った人の名前だろう。他の回転寿司店では見たことのないものだ。

ひたすら魚の漢字を集めたレストランアート。

店内は広く、カウンター席とテーブル席が用意されている。
この日は昼時ということもあり満員で、20分ほど待つことになった。

推しネタチェック。
「田原サーモン」の田原とは田原市のことだろう。

そしてやはり「みそ串かつ」が気になるところだ。

各テーブルにはタッチパネルが設置されている。

こちらが武蔵丸のグランドメニュー。

魚買取の告知から、「東三河のうまいもん」ネタ紹介と、地元愛が溢れ出す1ページ目。

上下2ページにわたってひたすらマグロを掲載!
和歌山産の「梅本マグロ」メキシコ産の本マグロ、2種類がスタンバイしている。

目がクラクラしそうなド派手デザインで迫ってくる三貫盛りページ。

次のページは通常のネタ。イカ、サーモンなど、グラフィカルに分かりやすくまとめられている。

軍艦系のメニューも充実している。

揚げ物類も大充実。これほど揃っている回転寿司もなかなか無いだろう。
豊橋らしくちくわの磯辺揚げ、そして三河らしくみそ串カツまである。

蟹系のオードブルが凄いことになっている!なんだこれは…

値段は「炎」と書いて「えん」と読む、独自通貨となっている。
1炎=1円の固定相場制だ。

そこにさらに、本日のイチオシメニューが加わる。
情報量の多さがたまらない。

湯飲みはもちろん武蔵丸のシグネチャーモデル。

箸袋だってぬかりない。

さて、オーダーしてみよう!

クオリティの高いネタに圧倒される

まずは「田原サーモン」から!
田原の林さんが養殖しているこだわりの国産サーモンとのことだ。

「田原サーモン」
肉厚に切られたネタのボリューム感が嬉しい。
味わいはさっぱりとしており、爽やかだ。

「寒ブリ」
肉厚で、ブリの旨味を存分に感じられる。脂身はそれほど付いていない。

これが気になるではないか…
オーダーしてみた!

「びっくりねぎとろ」
おおお、なんだこれは。

軍艦2つ使ってネギトロタワーを支えている。
まさにネギトロ界のサグラダファミリア

ルックスだけではなく、マグロのまろやかな脂身が多くて、とてもコクのあるネギトロだ。

「うずら軍艦」

うずらと言えば豊橋、豊橋といえばうずら。
だからといって一つの軍艦にダブルうずら玉子、いや、見えてないだけで実はトリプルだ。

一品料理のところにある「半熟うずら」
えっ… 200炎でなにこの量?
オーダー!

「半熟うずら」
来た!

もうそのまんま。ただひたすら、うずらを食べるのみ!

これは何だ…?
「どすげえカニてんこ盛」…?

どすげえシリーズ…なんだこれは!

どすげえサーモン!
どすげえ!

ということで…

「どすげえカニのてんこ盛」

おおお、こりゃどすげえ!
高く積まれたカニタワー!
幸せカニ挟み!!

天を仰ぎ見るカニ…
これ全部食べて良いのか?

どすげえ…!

蟹味噌だってたっぷり用意されている。
回転寿司の一皿で、これ以上カニを堪能させてくれる店は他にあるだろうか。

やはり豊橋だったらこれ行っときたいですよね?

「ちくわの磯辺揚げ」

魚の風味がしっかりするちくわは、さすが豊橋の名産!
そこに海苔の風味をまとった衣が絡みつく…

これを食べないと終われない気がするので…

「名物 みそ串カツ」!!

東三河名物、みそカツ。
これを東三河の回転寿司で食べる贅沢!

しかも武蔵丸の母体はみそとんかつで人気を博したとんかつ店。
肉汁まで楽しめる、ほぼ完璧なみそ串カツに出会った。

情報量の多さ、過剰なオリジナリティ。私が好きな要素がてんこもりの、武蔵丸。
まさに、海よ大地よありがとう、と言いたくなった。
豊橋・豊川に行ったら、是非とも寄って欲しい回転寿司店だ。

超グルメ回転すし 武蔵丸 豊川本店の地図

>本店の旅BOOKS新刊2冊、発売中

本店の旅BOOKS新刊2冊、発売中

全国のローカルチェーン店を巡る、チェーン店ツーリズムシリーズ創刊。Vol.1「ローカル回転寿司チェーン店のススメ DELUXE EDITION」、Vol.2「ローカルうどんチェーン店のススメ」を同時出版しました。ただいま発売中です。

CTR IMG