名古屋の喫茶店文化を感じられるお店
首都圏にも進出し、「名古屋発」の喫茶店文化をじわじわと全国区にする勢いのあるコメダ珈琲店。
コメダ珈琲店1号店である菊井店、は本店とは対照的に、こじんまりとした「いかにも喫茶店」と言った趣のある佇まいであった。
※2014年3月に閉店しました。
名古屋駅から徒歩数分の、ちょっとした路地にあるコメダ珈琲店 菊井店こそが、今をときめく全てのコメダ珈琲店のルーツである。
看板のすすけた感じが、コメダ珈琲店40年の歴史を感じさせる。
昭和風情を思わせる「純喫茶」という言葉があるが、まさにコメダ珈琲の1号店は純喫茶のようだ。
くつろげる空間とフカフカのソファー
コメダ珈琲店1号店である菊井店の店内はこじんまりとした小さなお店だ。
細長いフロアに、細長い厨房とソファ。決して多くの人数が入店できない。
コメダ珈琲店1号店である菊井店のメニュー。
当店では扱っておりませんというメニューが多いのが気になるが、ここでは静かにコーヒーを飲み、シロノワールを食べよう。
1号店のオリジナルメニュー。小倉トーストなどのバリエーションが、名古屋モーニングスタイルだ。コメダ一号店で食べるモーニングこそ、名古屋の味そのものである。
コメダ珈琲店といえばこのソファー。もちろん1号店にもある。
いつまでも座っていたくなるようなこのソファーがあるから、またコメダ珈琲に行こうと思うのだ。
しばらくして運ばれてきたのは、アイスコーヒーとトースト。
そしてシロノワール(ミニ)。コメダ珈琲店伝統の味である。
チェーン店カフェ・シーンは2000年初頭から全国を席巻したエスプレッソ系カフェの時代から、今また日本的、そして昭和的なテイストがリバイバルしているように思える。
そんな中、コメダ珈琲は昭和テイストと共に名古屋テイストという個性を持ち、「やはりこれがくつろげるよな~」という安心感とともに、少しトゥーマッチな甘さや量で、ちょっとした刺激を与えてくれる。