ブロンコビリー 最古店 昭和橋店

光悦の表情で肉の塊を喰らったことはあるか

炭焼きハンバーグとステーキの専門店「ブロンコビリー」
名古屋にて創業し、東海・関東・関西を中心に展開するブロンコビリーの現状最古店は、2号店である昭和橋店だ。

国道一号線を四日市方面に進み、あおなみ線の中島駅の近くにあるブロンコビリー 昭和橋店が、ブロンコビリーの2号店であり現状で最も歴史のある店舗だ。

近年のブロンコビリーとは少し違う、レトロな外観が特徴だ。

ステーキハウス ブロンコビリー。
このロゴに心ときめく人も多いのではないだろうか。

喫茶店時代を感じさせるレトロ空間

ブロンコビリーは、1969年、現会長の竹市靖公氏によって、名古屋市北区でオープンした「トミヤマ」という喫茶店がルーツとなっている。

喫茶店経営の中で試行錯誤を繰り返し、たどり着いたのがステーキだったという。1978年、ステーキハウス「ブロンコ」を大曽根に1号店をオープン。
その後、1980年に「ブロンコビリー」へと店名変更。

ブロンコビリーとは、荒々しい馬という意味の「ブロンコ」と、少年の名前である「ビリー」を組み合わせた造語だ。
1980年代、当時まだ新しかったサラダバーと炭焼きハンバーグで人気となり、愛知県を中心に徐々に店舗を増やしていった。

2000年代のBSE騒動で大きな痛手を負うも、デフレ経済下で一旦は中止したサラダバーと炭焼きハンバーグも復活させ、業績も見事にV字復活。

2021年4月現在、東海・関東・関西を中心に128店舗で運営されている。
なお、1号店である大曽根店は2006年に閉店し、現在は2号店である昭和橋店が最古の店舗となっている。

昭和橋店の店内はブロンコビリーの黎明期の店舗ということで、喫茶店の時代の雰囲気を残している。

ステーキ用の生肉が収納されたディスプレイ。

フロアの中央に鎮座するサラダバーのブース。

様々な種類のサラダが用意されたサラダバーは、ホールスタッフによって常に万全の状態に保たれている。

ドレッシングも様々な種類が用意されている。

サラダバーの裏側にあるのはドリンクバーのブースだ。

ハンバーグで行くか、ステーキで行くか

ブロンコビリーのランチメニュー。

1ページ目には炭焼き超粗挽きビーフハンバーグが大きく掲載。
俵のような形をした粗挽きハンバーグだ。

210グラムと280グラムの2つの大きさがある。

カットステーキとセットになったものも。
今回はこの炭焼き超粗挽きビーフハンバーグとカットステーキをオーダー!

ハンバーグやステーキには様々なトッピングを施すことも可能だ。

テーブルに置かれた牛肉の部位図。
サーロイン、ヒレ、リブロース。それぞれがどの部位か、そしてどのような肉かが書かれている。
是非覚えておきたい肉の基本知識だ。

食後にもらえる飴、通称「ブロンコ飴」は販売もしているという。

紙ナプキンはブロンコビリーのシグネチャーモデルだ。

これぞ肉汁パラダイス!目の前でフィニッシュしてくれるレアハンバーグ

しばらくして運ばれてきた、炭焼き超粗挽きビーフハンバーグとカットステーキ

ここからフィニッシュの焼きに入る。
まずはハンバーグを2つの割ってくれる。

ザクザクザクと分割される、粗挽きハンバーグ。

赤い中の面を鉄板に向ける。

そして鉄板に押しつける。
ジューという香ばしい音がする。

もう片方も。

ここからソースがかけられる。
さらにジューーーと音がして、油とソースが飛び散る。

フィニッシュが完了した、炭焼き超粗挽きビーフハンバーグとカットステーキ

これで小さい方の210グラムだ。ボリュームのある見た目をしている。

ナイフで割ると、中からは肉汁がどんどん出てくる。

しっかりとした噛み応えがあるハンバーグは、さすが超粗挽きといったものだ。

かけられたオニオンソースはあっさりとしており、塩っ気も強くない。
味を濃くしたい場合は、一緒に運ばれてきた塩(マルドン)をつける。

テーブルにも塩とペッパーが用意されている。
個人的にはマルドンよりも、こちらのピンクソルトの方がマイルドで好みだ。

こちらはカットステーキ。
予めビーフブイヨンなどの調味料に浸けるという手の込んだ加工がなされている。

ステーキにもオニオンソースの相性はバッチリだ。

今や大人気の炭焼きハンバーグ。
ブロンコビリー入魂の超粗挽きハンバーグは、肉肉しい食感を存分に楽しむことができる逸品だった。
オニオンソースがあっさりとしており、あくまでも脇役に徹しているところが、個人的には好みだった。

そしてレジでもらった「ブロンコ飴」を食べて、食後のチルアウト。
梅の香りがとても爽やかだった。

ブロンコビリー 最古店 昭和橋店の地図

ブロンコビリー創業者の著書

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