コメダ珈琲店 本店

45年ぶりにリニューアルされた本店

名古屋に発祥して、全国的に展開する喫茶店チェーン「コメダ珈琲店」
その本店は、名古屋市瑞穂区の上山町にある。

上山町の落ち着いた住宅街の中にあるコメダ珈琲店 本店

珈琲所 コメダ珈琲店のクラシカルなサインは、全国共通だ。

入口上にあるCOMEDA’S COFFEEのサイン。
この建物は、2022年の10月に新たに建て替わったもので、旧本店のモチーフを多く残している
これも旧本店のモチーフのひとつだ。

入口脇にある門柱。
これは、旧本店でも使われていた物だ。

ここで、2022年8月まで45年間に渡って使われていたコメダ珈琲店の旧本店の写真を見てみたい。

これがコメダ珈琲店の旧本店。当初は「上山店」という名前だった。

旧本店も2階建ての洋館のような建築。このモチーフは新本店になっても受け継がれている。

旧本店の駐車場にあった踏切腕木信号のオブジェ。
他のコメダ珈琲店には無い特徴だ。

駐車場の入り口にあった「どんぐり橋」と書かれた柱。
この柱が、新本店の入口に受け継がれた。

 

柱の側面には子供達が書いた絵が掲示されている。

入口にある店名札も、旧本店の時と変わらない。

それでは入店してみよう。

名古屋の喫茶店文化を全国に広めた立役者

コメダ珈琲店は、1968年に創業者である加藤太郎氏によって、個人店として創業した。
コメダという名前は、加藤氏の実家が米屋であり、米屋の太郎ということで名付けられた。

その1号店は菊井店として名古屋市西区でオープンした。そして、フランチャイズに変わった後も2014年まで営業を続けていた。

コメダ珈琲店の特徴は、全国にある店舗の大部分がフランチャイズ店であること。
2023年1月現在、全国には950店舗のコメダ珈琲店があるが、そのほとんどがフランチャイズ店であり、直営店は30あまりしか無い。

この「本店」は1977年にオープンしたもので、オープン当初は上山店と名乗っていた。落ち着いた住宅地である上山町にあるこの店舗は、コメダ珈琲店のフラッグシップ店舗として運営されてきた。

2022年10月、老朽化で旧本店から新本店への建て替えが完了し、リニューアルオープン。
旧本店のデザインモチーフや、実際に使われていた建材の多くを再利用する形で、コメダ珈琲店 本店の新たな歴史を刻み始めている。

店内は広く、高い天井による開放的な空間が印象的だ。

コメダ珈琲店の伝統に従い、多くの木材が使われている本店。
店内を一望した時、目に入る木材の率(木視率)が4割以上あると、人は落ち着くなのだという。コメダ珈琲店は目視率4割の経験則で内装設計されているのだとか。

店内には数々のアートやオブジェが展示されており、さながらコメダ珈琲店の美術館のような作りになっている。

これは旧本店のモザイクアート。

よく見ると、多くの写真が細かく並べられている。

新店舗建設にあたって描かれたイメージ。

旧本店時代からある木製パネル。KAMIYAMAとあるように、当初は上山店だった。

旧本店に掲示してあった時代の写真。

 

2階に上がる階段。

2階フロアの半分は吹き抜けになっており、1階を見渡せる。
この高さから見るコメダ珈琲店、新鮮だ。

入口脇には雑誌や新聞が備え付けられている。

飲みやすいコーヒーと、ボリューミーなフードが魅力

コメダ珈琲店のロゴが入ったグラス。
どんなドリンクを頼もうが、必ず先に運ばれてくる。

コメダ珈琲店のグランドメニュー。

1ページ目には、創業の1号店である菊井店の写真が掲載されている。

メニューの主役はもちろんコーヒーだ。

コメダ珈琲店永遠のスタンダード、コメダブレンドをオーダー!

遊び心いっぱいのサマージュースクリームソーダコーヒーシェークもコメダ珈琲店のシンボル的存在だ。

サンドイッチやハンバーガーもラインナップ。
その特徴はボリューミーであること。メニュー表の写真よりも大きなものが出てくることさえある。

コメダ珈琲店を代表するスイーツであるシロノワールをオーダー!

シロノワールのデニッシュパンは、64層も重ねられているのだとか。

シロノワールの姉妹品、クロネージュというのもある。

伝統の味伝統の空間で楽しむ、名古屋カフェタイム

しばらくして運ばれてきたコメダブレンドシロノワール

シロノワールの迫力が凄い!

酸味が少なく、飲みやすいのもコメダブレンドの特徴だ。
ミルクを足すと、一気にまろやかになる。

なお、のコーヒーカップとソーサーは、佐賀県の有田焼だ。

豆菓子の小袋が付いてくるのもコメダ珈琲店の特徴。
東海地方の喫茶店は、豆を付けてくるお店が多い。

そして、シロノワール。コーヒーの写真を撮っている間にも、どんどんメルトダウンが始まっている。

64層にも重ねられたデニッシュ生地。ニンテンドー64ならぬコメダコーヒー64だ。
これだけの数を重ねたからこそのボリューム感が楽しめる。

シロノワールには、サクランボが一つ付いてくる。

ハチミツをドロップして、あとは食べるだけ!

まさに、ご褒美スイーツ。
ソフトクリームとハチミツとデニッシュのハーモニーがたまらない。

全国に店舗を持ち、くつろげる空間やボリュームあるフードメニューが人気のコメダ珈琲店。
新しくなった本店にも、創業以来コメダ珈琲店が大切にしてきた伝統を全て形にしたような寛ぎ空間があった。
新しいものと古いものを上手く共存させて、未来へと進んでいく。
そんなことを、コメダブレンドを飲みながら考えた。

コメダ珈琲店 本店の地図

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