名古屋発、真っ赤な鍋は、旨味と辛味のせめぎ合い
名古屋味噌と赤唐辛子をブレンドした激辛の鍋「赤から鍋」を楽しめる居酒屋、「赤から」。
名古屋に発祥した同店の本店は、名古屋駅から徒歩3分の所にある名古屋本店だ。
名古屋駅近く、飲食店が集中するエリアにある赤から 名古屋本店。
このビル1棟まるごと、赤からが入店している。
赤から のロゴが入ったシンプルな看板。
「赤から本店」とあるように、ここが本店だ。
ただし、1号店ではない。
ド派手な入り口が、激辛の世界へと誘ってくれる。
英文で何か書いてあるのかな…と思ったら、素材のローマ字書きだった。
鍋だけでなく、焼肉を食べることもできる。
「激辛赤から鍋 どえりゃあJUMP!」なる限定メニューもある。
赤からの限界を突破した辛さとのこと。一体どれだけ辛いのだろう…
激辛系名古屋メシ
赤からは、蟹料理の「甲羅本店」などを運営する株式会社甲羅によって、2003年に新たに作られたブランドだ。
1号店は名古屋駅から徒歩5分、名鉄レジャックにある「レジャック店」だ。
こちらの名古屋本店は2006年にオープンし、2016年に現在の場所へと移転(かなり至近)して、リニューアルオープンしたものである。
なお、赤からの本店と冠する店舗は、東京の赤から 渋谷本店も存在する。
赤からは2021年4月現在、全国に直営店とフランチャイズにより、合計249店舗で運営されている。
店内の壁には大きく「RISING AKAKARA NABE」というレストランアート。他にも、様々な趣向が凝らされている。
テーブルには無煙ロースターが準備されている。
網を取れば、鍋も置ける。
赤から 名古屋本店のグランドメニュー。
鍋と焼肉のハイブリッドだ。
メインはやっぱり「赤から鍋」。
11段階から選べる辛さ、が迫力だ。
今回は基本の「赤から鍋」をオーダー!
辛さは一番人気、おすすめの「3番」で!
海鮮や鶏肉などのバリエーションもある。
焼肉のラインナップも充実している。
名古屋らしく、味噌串カツ、味噌海老ふりゃー、手羽先なんかもある。
オーダーはタッチパネルから行う。
辛さごとにボタンが用意されている。
箸袋は赤からのシグネチャーモデルだ。
まさに「旨辛」、これぞ赤から鍋!
しばらくするとテーブルに鍋が運ばれ、コンロに火がつけられる。
運ばれてきたばかりの状態の、赤から鍋。
これからグツグツと煮込む。
テーブルには調味料が2つ。今回の赤から鍋には使わないだろう。
やがて完成!
蓋を開けると湯気と、スパイシーな香りが一気に漂う。
大きな厚揚げ、クタクタになったモヤシとニラ。
そして何よりも赤味噌と赤唐辛子で赤く染まったスープが印象的だ。
これらを小皿にとって食べると…
辛さが3番ということもあり、適度なスパイシーさ。
まだまだ「ピリ辛」レベルだが、それよりも旨味がビシビシと入ってくる。
どれだけでも食べたくなる、病みつきになる味だ。
フィニッシュをどうするかもタッチパネルで選ぶ。
チーズリゾットなどが表示されているが、今回は名古屋らしく「きしめん」をチョイス!
これがきしめんで〆た図。
赤から鍋のスパイシーなスープで食べるきしめん、美味い。
みんなで鍋を囲み、激辛を楽しむ。
それが赤からの真骨頂だろう。
名古屋風の赤味噌、そして名古屋らしいサイドメニューの数々も充実している。
赤から、名古屋メシのひとつという地位も確立しているのではないだろうか。