モスバーガー生まれのラーメン店「ちりめん亭」
モスバーガーのグループであるトモスが運営するラーメンチェーン「ちりめん亭」の1号店は、丸ノ内線の新高円寺駅近くにある「新高円寺店」だ。
※閉店しました。
ちりめん亭を探して青梅街道を歩いていたが、見落としそうになった。
看板には大きく「野菜らーめん」と書かれており、よく見ないと「ちりめん亭」という文字が見えない。
一応、ちりめん亭の文字はあるが、とにかく「野菜らーめん」である。
これはどういうことか。
モスのグループの中で、「ちりめん亭」は不採算に喘いでいるという(訪問当時)。
不採算な店舗からどんどん閉店しているというのだ。
全盛期は都内に数十店あった店舗も、2019年9月現在は3店舗となっている。
そんな状況の中、モスバーガーの要素である、「MOS」つまりマウンテン、オーシャン、サン、この3つが、人間と健康、自然への限りない愛情といったもの、それをラーメン屋に適応したのだろう、と考えられる。
現在はモスフードサービスから株式会社トモスへと経営譲渡されている。
1号店らしい小さな店舗
店内はカウンターのみとなっている。
「野菜」を強く打ち出すちりめん亭。野菜のオブジェで装飾し、健康的な雰囲気を出している。
野菜なら産地も重要な要素。
ちりめん亭の麺に対するこだわりが書かれている。
自然主義を感じさせられる優しい味のスープ
これがちりめん亭の中華そばである。最もベーシックなラーメンだ。
これが非常に美味しい。今でもすぐに食べたいくらいである。
ソフトで優しい味付けのスープがたまらない。懐かしさもあるし、シンプルで飽きの来ない味だ。