最初はバスを改造したラーメン屋だったから「くるまや」
関東を中心にFC合わせて250店舗以上展開する「くるまやラーメン」。
その1号店は、東京都足立区の青井にある「青井店」だ。
創業は1970年。創業者の草野光男氏が、駐車場にて観光バスを改造したラーメン店を開業したことから、「くるまや」という名前の由来となった。
その後、現在の足立区青井に移転し、1号店として開業して現在に至るのだが、1994年には会社更生法を申請するという大変な時期を乗り越え、現在に至っている。
くるまやならではの味噌ラーメンのバリエーション
くるまやラーメンといえば味噌ラーメンだ、という人も多いだろう。これだけ味噌ラーメンのバリエーションを用意しているラーメン店も珍しいのではないだろうか。
太麺でニンニク入りの味噌ラーメンの他にも塩ラーメンや醤油ラーメンがある。また、細麺でニンニクなしの中華ラーメンもラインナップする。
店内はファミレスのように明るく清潔だ。
それもそのはず、この1号店である青井店は、2016年6月に建て替え、リニューアルオープンしたばかりの店舗である。
リニューアルオープンの日には、なんと700食限定でラーメンが1杯10円で販売されたとか…!
歴史あるくるまやラーメン1号店・青井店の第2ラウンドは始まったばかりである。
店内で目を引いたのは、富士山と味噌ラーメンのコラボ写真である。
まるで、一富士二鷹、三ラーメンといった具合の初夢のようだ。
写真の解像度、色合いともに素晴らしく、素晴らしいレストランアートである。
深いコクをじっくり味わえる味噌ラーメン
そしてこれが、味噌ラーメンだ。
まろやかで胡麻のコクがしっとりとアクセントとなった味噌スープと、ストレートの太麺の相性は抜群である。
観光バスを改造したラーメン屋だったから「くるまやラーメン」。その創業から数えると間違い無く老舗のラーメンチェーン店であるくるまやラーメン。その味はとにかく安心感を感じられる、優しい味であった。