焼き牛丼という牛丼界の革命をひっさげて登場
焼き牛丼という新しいスタイルの牛丼をメインに登場した「東京チカラめし」。
1号店は東京・池袋の池袋駅西口にある、その名も「池袋西口店」だ。
※2020年10月に閉店しました。
東京チカラめしは2011年、金の藏Jr.などを運営する三光マーケティングフーズによって、この池袋西口店を1号店として創業した牛丼チェーン店だ。
創業からまたたく間に急激に店舗数を増やし、最盛期である2013年には全国で130店舗を数えるまでになった。
しかしその後、不採算店を整理するなどで急激に店舗数を減少させ、2019年12月現在で現存しているのは7店舗となっている。
その内訳は、東京で3店舗、大阪で2店舗、千葉で2店舗だ。
焼き牛丼だけではないラインナップ
東京チカラめしの看板メニューは、焼き牛丼。つまり、焼肉のオンザライスである。
入り口には食券販売機がある。
メニューは焼き牛丼だけではなく、唐揚げや焼肉定食、カレーなどの多くのラインナップもある。
1号店はカウンターオンリー。まさに牛丼チェーン店といった雰囲気だ。
「声出し三全」「全員全力宣言」などと書かれた紙が店員さん達を鼓舞する。
こちらは味噌汁マシン。
ボタンを押すと、パイプから味噌汁のつゆと共にワカメや細かい油揚げなどが定量だけお椀に入る機械だ。
焼肉の美味さと牛丼の手軽さのマリアージュ
そして運ばれてきた「焼き牛丼」並。
焼肉がトッピングされたどんぶりである。その肉肉しさと、焼肉ならではの味つけの濃さなどをガッツリと感じることができる。
まさにジャンクフードという呼び名がこれほど似合う食べ物が他にあるだろうか?
2010年台初頭に大きな話題と共にデビューした東京チカラめしも、2019年の年末時点で残り7店舗と大幅に漸減してしまった。
日本のチェーン店の中では最も絶滅危惧種になっている東京チカラめし。
それでも1号店である池袋西口店はまだまだ営業中であるところは心強い。
これからも東京発のジャンクフードとして、焼き牛丼の灯を残し続けて欲しいと願う。