ホテルのようなしゃぶしゃぶ屋さん
しゃぶしゃぶと日本料理の「木曽路」。ロードサイドを中心に日本に広く店舗を構えるチェーン店だ。
和服の店員さんのおもてなしが息づいた、和風のレストランである。
そんな木曽路の1号店は、名古屋にある「瓦町店」だ。
4階建のシックで堂々とした建物にとにかく圧倒される。
瓦町店は1号店であり旗艦店であることを表現しているかのようだ。
駐車場はこの建物の中に併設された立体駐車場と、別の敷地への平置きがある。
立体駐車場まで建物の中にある本店ビルは全国でここくらいかも知れない。
入り口にある「是より木曽路」の石碑。
木曽の道の道標と、木曽路1号店への入り口をかけているのだ。
否が応にも気分を盛り上げてくれる。
入り口脇には水も滴る爽やかな池が!
入店すると、まさに「コンシェルジュ」と呼ぶにふさわしいブースがある。
まさに宿泊施設や温泉施設のような趣すら漂う。
1階のテーブル席。
上品で重厚な雰囲気の中を、和服姿の店員さんが丁寧に挨拶してくれる。
1階から4階までの全てが木曽路
このビルは4階までフロアがある。
1階はテーブル席、2階は掘り炬燵の個室など、3階は宴会用の大広間、そして4階は日本庭園を眺めることのできる個室だ。
こんな格好いい螺旋階段を上がる。
(もちろんエレベーターもある)
4階に来た。エレベーターホールの前。
4階にはこのように、個室がいくつかある。
それぞれの個室から、手入れされた庭園を眺めることができる作りになっている。
まさにエグゼクティブのための木曽路である。
瓦町店の3階の宴会場では、寄席まで開催されているようだ。
この日はランチタイムだったので、ランチメニューである「木曽路御膳」をオーダー。
手の込んだ内容で大変リーズナブルだ。
匠の技を感じるような味つけの良さが随所にあった。
きめ細かいおもてなし、丁寧な料理、新鮮な素材、そして豪華な1号店。
名古屋発祥のチェーン店としてのプライドを強く感じることのできる、旗艦店らしい旗艦店であった。
日常の中にあるちょっとした非日常を味わえる空間。ここまで徹底した旗艦店は一見、そして一食の価値ありだ。