カレーと餃子、両方食べたくなったらどうする?
ある日、カレーと餃子を同時に食べたくなる日が、来るかも知れない。
そんな日が来たらどうする? CoCo壱番屋と王将をハシゴするのか?
そんなことをしなくても、一度に食べられるお店があるという。
しかも札幌のソウルフードだと言うではないか。
札幌で育っていない私には異世界のようであるが、その店の1号店はまだ創業の地に存在してるのだという。
その店の名は「みよしのさっぽろ」。地元では「みよしの」と呼ばれている。
札幌の商店街である狸小路の中に、その1号店はあった。
1号店らしいこじんまりとした店舗で食べるカレーと餃子

これだ!
この小さな店が、みよしのさっぽろ1号店だという。
歴史を辿ると、なんと1967年にみよしのは1号店を開店させている。それが「みよしの 3条店」だ。
その後、3条店は名前を「狸小路店」とし、そのままこの地で営業を続けているのだという。
正真正銘の札幌ソウルフードである。
表の「お食事メニュー」が目を引く。
「餃子」もしくは「カレー」。これがみよしのの全てだ。迷う必要はどこにもない。
こちらが店内のメニュー。
餃子と、カレーを少しだけ食べたいという人に「みよしのミックス」なるちょうど良い感じの定食も用意されている。
ここでは「ぎょうざカレー」をオーダー。そのままのネーミングだ。
カレーの上に餃子!これぞみよしの
カレーの上にトッピングとして餃子が載っているというスタイルである。
これで390円なのだから素晴らしい。
カレーのルーは甘口か辛口かを選ぶことが出来る。辛口を選んだが、これでココイチのポークカレー相当だと感じた。
カレーの味としてははなまるうどんのカレーのような、少し和風を感じるものである。
餃子は薬味が効いていて、これまた甘口で優しい味である。
餃子のタレを使わず、カレーと一緒に食べる。これがみよしの流だ。
小さな店内は地元の人で満員。年配の人にも愛されてるようだった。
長年地元に愛され、美味しく、安く、少しのオリジナリティ。
「みよしのさっぽろ」は、まさにソウルフードであった。