始まりは、戦後銀座の喫茶店
ケーキやシュークリームのテイクアウト販売店を中心に、全国で600店舗以上展開する「銀座コージーコーナー」。
その本店は、東京・銀座にある「銀座1丁目本店」だ。
銀座コージーコーナーは、1948年、銀座六丁目に喫茶店として創業したのがその起源である。
戦後の焼け野原から、復興にかける人々に笑顔届けたいという想いで、「憩いの場」を喫茶店という形で銀座に作ったのだという。
当時の銀座コージーコーナーは、パリのカフェを彷彿とさせるアールヌーボーの装飾が施されたオシャレな店内で、日本人にはまだ馴染みの薄かった洋菓子を提供した店だったという。
以降、現在に至るまで実に70年にも渡って、スイーツを身近に提供するお店として人気を博している。
1985年には、「ジャンボシュークリーム」が空前の大ヒットとなる。
今でも銀座コージーコーナーの代表的メニューである。
この銀座コージーコーナー 銀座1丁目本店は、創業地から数回の移転を経て、1993年にオープンしており、1階はテイクアウト、2階はカフェとなっている。
1階はテイクアウトのショップ
1階のテイクアウトの様子。ラインナップの多い銀座コージーコーナーのスイーツが、所狭しと陳列されている。
キャッシャーのディスプレイには「Since 1948」とある。そう、1948年創業の銀座コージーコーナー、その歴史ある本店であることを感じさせてくれる。
2階はカフェフロア
2階のカフェフロアの様子。銀座の街並みを見ながら、ゆっくりとコーヒーとスイーツを楽しむことが出来る。
銀座コージーコーナー 銀座1丁目本店のショートケーキとブレンドコーヒー。
銀座の一角で、戦後の東京、高度経済成長期の東京、バブルに浮かれる東京、そして現在の東京まで、ずっと見守ってきた銀座コージーコーナー。
日本人にとって、手頃な価格で身近に楽しめるスイーツ店の代表格であることは間違い無いだろう。