カレー文化の根付く街、大阪
大阪には独特のカレーライス文化があり、インデアンカレー、ピッコロ、自由軒と、数多くのカレー店がある。欧風で、甘くてスパイシーな独特の風味。そんな大阪の人気店、「上等カレー」の本店は、大阪・福島にある。
JR大阪環状線 福島駅より徒歩6分。オフィス街の中にたたずむ、間口の小さなカレー屋。
ここが、上等カレー 本店である。
大阪で生まれたカレー店だが、近年には東京への進出も果たし、少しずつ店舗数を増やしている。
カレーうどんから始まった上等カレーの歴史
そんな上等カレー、そのルーツは1983年に遡る。
1983年に、「手打ちうどん得正」として創業した創業者の瀬戸口勝幸氏だが、お客さんを待たせずに提供できるカレーライスに魅力を感じ、やがてカレーうどん専門店「名物カレーうどん得正」を開業。
そして1995年にカレーライス専門店「上等カレー江戸堀店」を開業し、上等カレーの歴史がスタートする。(現在の「江戸堀上等カレー」)
その後、のれん分けやフランチャイズ展開を行い、2017年2月現在、全国に50店舗以上展開するようになるが、その大元のルーツとして、ここを本店としている。
なお、本店舗の正式名称は「本店上等カレー (福島店)」である。
カウンターだけの店内の様子。奥には関西の有名人のサイン色紙が多く飾られている。
入り口には食券販売機がある。
健さんも「逢います カレーにビール」と言っている。
上等カレーはJAPANESE SOUL FOODである。
甘みとスパイスの融合、これぞ大阪カレーの王道
これが本店上等カレーのカレー。
生卵1個が無料で付いてくる。
ややさっぱりした感じのルーだが、しっかりとした甘みとスパイシーな後味が病みつきになる。まさに大阪カレーの味だ。
黄身をトッピングするのはお約束である。この黄身を潰す瞬間、幸せゲージが絶頂を迎えるのだ。
大阪のカレーシーンを全国に発信する上等カレー。
そのコクのあるスパイシーな味は、創業者の瀬戸口勝幸氏による研究と、上等な素材を使うことで実現したのだという。
福島にある本店では、そのレトロな雰囲気が当時の味を今に伝えていた。