ボロネーゼは肉料理だった?異色の専門店
東京を走るりんかい線の駅に、品川シーサイドという駅がある。
かつてここにあった会社で働いていたこともあり、何となく土地勘がある。
オーバルガーデンも、イオンも、自分にとっては懐かしい。
そんな品川シーサイドのイオン、フードコートには、一風変わった専門店がある。
それは、ボロネーゼ専門店の「BIGOLI」。
1号店は、イオンスタイル品川シーサイドのフードコートに入居する品川本店だ。
※2022年8月閉店し、2022年12月に京都本店がオープンしました。
品川シーサイドの巨大なイオンスタイル。
ここのフードコートに、BIGOLI 品川本店がある。
メニューライセンスってどういうシステム?
銀だこやリンガーハットなど、フードコートのなじみのブランドに混ざって存在感を放つBIGOLI 品川本店。
ボロネーゼ専門店という立ち位置は異色の存在だ。
店頭のモニターパネルには「ボロネーゼは肉料理」の文字が躍る。
ボロネーゼ専門店ということで、メニューにはボロネーゼの様々なバリエーションが並ぶ。
BIGOLIは2016年、東京の神田にて1号店を創業。
狭小な店舗と立ち食いというスタイルで、徹底的に効率化を進め、食材の原価に投資することで、高品質のボロネーゼを提供するというコンセプトが受け、行列ができるお店に成長。
翌年、イオンスタイル品川シーサイドからフードコート出店の打診があり、1号店を移転したのがこの品川本店である。
BIGOLIは品川本店と銘打っているが、通常のチェーン店とはシステムが異なる。
BIGOLIのボロネーゼを提供したいと申し出た既存の店舗に対し、工場で作ったボロネーゼソースと麺を販売することで、様々なお店でBIGOLIのボロネーゼを食べるという「メニューライセンス」という仕組みが特徴だ。
2021年6月現在ではBIGOLIに支店は存在しないが、BIGOLIのボロネーゼを食べられるお店は東京を中心に全国で11店舗ある。
チーズと麺と肉の世界!これがBIGOLIのボロネーゼ
BIGOLI 品川本店のメニュー。
ボロネーゼに様々な味付けでバリエーションを持たせている。
今回は、定番の「熟成チーズのボロネーゼ」Sサイズをオーダー!
自然の素材であるお肉やお野菜は、
季節や産地によって味や香りの変化が楽しめます。
それを一年365日、同じ味に整えるために、
わたしたちは化学のちからを借りることはいたしません。
食べる人の事を思いながら、
時間と手間を惜しまず自然に寄り添うこと。
料理とは本来そういうもの。
味も、サービスも、そして真心も、常にお客様の期待の上に。
To eat is to savor life.
味の変化に対して化学の力を使わず、自然由来の方法で整えるのがBIGOLIのスタイルだ。
しばらくして完成した、「熟成チーズのボロネーゼ」!
パルミジャーノ・レッジャーノを使ったチーズは細かく削られ、これでもか!と盛られている。
チーズはフワフワで、一瞬でとろける。
チーズの下には肉、そして太麺でガッシリとした食感のパスタが鎮座する。
Sサイズなので小ぶりだが、もう少し食べたければMサイズ以上をオーダーしよう。
パルミジャーノ・レッジャーノのチーズ、ゴロゴロと転がる牛肉、そして麺を絡めて食べると、ボロネーゼの魅力をしっかりと味わうことができ、さすがボロネーゼ専門店だと納得させられる。
一般的なフードコートで、これほど単一メニューに特化したお店も珍しいだろう。
しかし特化して単純化することで、魅力が分かりやすく伝わる。
何でも取り揃えて何でもあるお店は魅力が伝わらず、積極的に選ばれない。
BIGOLIはそんなことを教えてくれる。
BIGOLIの公式Twitterを毎日更新する、BIGOLIママ。
なんとBIGOLI品川本店のカウンターに、弊ブログのステッカーを貼らせていただいた。
是非ともBIGOLI品川本店のカウンターをチェックしてみてほしい。