レアハンバーグ、それは光悦の表情を誘う最強の肉
「えっ、こんなに赤いの!?」
思わずそう言いたくなるハンバーグがある。
それは名古屋にあるハンバーグレストラン「ヒッコリー」。
本店は、名古屋市名東区にある。
洋館のような外観をしたこのレストランが、ヒッコリーの本店だ。
国産黒毛和牛ハンバーグ専門店 ヒッコリー とある看板。
そう、ここはハンバーグの専門店なのだ。
大きな屋根が印象的である。
ビートルズが鳴り響く空間で
ヒッコリーは、1984年に創業したハンバーグ専門店だ。
当初の1号店は名古屋大学の近くにあったが、数回の移転を経て、2003年に現在の本店を名東区にオープンさせている。
2021年5月現在では、愛知県内に4店舗で運営されている。
店内はウッディで暖かい雰囲気だ。
店内にはそこかしこにビートルズの写真が飾られており、店内BGMも全てビートルズが流れている。
ギターも飾られており、ロックを感じさせる空間になっている。
数多くのラインナップひしめくグランドメニュー
ヒッコリーのグランドメニュー。
1ページ目に出てくるのは、創業以来人気No.1という「ジャーマンハンバーグ」!
これがヒッコリー伝統のレアハンバーグだ。UKのビートルズが鳴り響くけどハンバーグはジャーマンなのである。
レアなのはジャーマンハンバーグだけで、他のハンバーグはミディアムの焼き加減となっている。
様々なラインナップが華やかなハンバーグたち。
どれも国産黒毛和牛100%のハンバーグだ。
サラダやセットメニューはこのようなラインナップになっている。
今回はジャーマンハンバーグに、コーンスープとサラダのライトセットをオーダー!
紙ナプキンはヒッコリーのシグネチャーモデルだ。
ハンバーグは注文を受けてからひとつひとつ手作りしているという。
これは期待が高まる…
まずはコーンスープが運ばれてきた。
これが、かなり濃厚な逸品!
コーンがギュッと濃縮されてドロドロになったよなスープなのだ。
この時点でハンバーグへの期待がMAXに高まる。
多くの種類の野菜が盛られたサラダ。
新鮮で、とても美味しい。
地元で採れた野菜を採用しているのだとか。
これぞレアハンバーグ!ヒッコリーのジャーマンがやってきた
「お待たせしました」
との店員さんの声と共に、運ばれてきたのは…
ジャーマンハンバーグ!
小さなプレートに所狭しと盛られた丸いハンバーグ、焼き石、ガロニたち。
これで期待値が上がらない者はいない。
側面から見たジャーマンハンバーグは、かなり赤い。
こんなに赤いハンバーグ、見たことがないほどだ。
中身はさらに赤く、限りなくユッケに近い。
このままでも食べられるけど、もう少し焼きたいな…と思ったら、これ。
焼き石にジューっと載せることで、どんどん焼けていく。
自分の好きな焼き加減になったら食べよう。
ソースはオニオンソースだが、強い主張はなく、肉の味を引き立ててくれる黒子のような存在だ。
ハンバーグを一口食べると、国産黒毛和牛100%らしく、脂肪分の甘みと柔らかい赤身が口の中で調和し、猛烈に快感指数を上げていく。
ビートルズは歌った。
Here Comes the Sun… ならぬ、Here Comes the Humberg。
ハンバーグの概念が大きく覆されるのが分かる。
こんなハンバーグもあったんだ、と。
衝撃のハンバーグ体験がここにあった。
お会計を済ませ、ヒッコリー飴をひとついただく。
名古屋で生まれ、愛され続けるレアハンバーグ「ジャーマンハンバーグ」。
ヒッコリーのこだわりは、これからも名古屋のハンバーグ偏差値を上げ続けるに違いない。