日高屋のルーツ店、埼玉に健在!
※2021年11月14日に閉店しました。
首都圏を中心に中華料理店としてチェーンする日高屋。
そのルーツは、埼玉県に創業した中華料理店「来来軒」だ。
JR大宮駅から徒歩2分。
「サクラ通り」と書かれた小路に行くと…
飲食店が連なる中、目立つ「来来軒」の看板。
なんと、24時間営業だ。
赤提灯もレトロな雰囲気だ。
道が狭いため、真っ正面からだと看板が全て入りきらない。
存在感は抜群!
入口にはメニューサンプルのショーケースもある。
ここは日高屋か!?町中華か!?
来来軒は1973年、日高屋運営会社である株式会社ハイデイ日高の会長により、中華料理「来々軒」として、さいたま市大宮区宮町に創業したのが始まりだ。(現在は閉店)
そして1975年、「来来軒 大宮南銀座店」として、「来来軒」の1号店がオープンした。それがこの店舗である。
その後、埼玉県内に来来軒のチェーン展開を行う中、1986年に食材供給の子会社として、株式会社日高食品を設立し、麺と餃子の生産を開始する。この会社の名前が後の「日高屋」となる。
新業態である日高屋は2002年より首都圏で本格的な出店攻勢を行い、低価格中華料理のチェーン店として人気を博している。
そのルーツとなる来来軒は、2021年4月の現在、埼玉県に6店舗で運営されている。
来来軒 大宮南銀座店の店内はこぢんまりとしており、町中華のようなレトロな雰囲気が漂う。
壁に貼られたおつまみ系のメニュー。
ここで一杯ひっかけていく人も多いのだろう。
ボードに書かれたおすすめメニューも、町中華の雰囲気を醸し出す。
これが来来軒のグランドメニュー。
しっかりとした作りのメニューに、やはりここはチェーン店なのだと感じる。
グラフィカルで分かりやすいメニュー。
ビールやセットメニューも充実している。
ラーメンのラインナップも充実している。
今日は「中華そば」をオーダー!!
とてもお手頃価格だ。
シンプルイズベスト!中華そばと餃子で「完成」
しばらくして運ばれてきた「中華そば」!
そのシンプルな見た目は日高屋の中華そばにそっくりだ。
チャーシューは肉厚で、とろけるように柔らかい。
スープは鰹の風味を感じるようなものだ。
ちょうど良い加減にあっさりとしたスープが美味しい。
麺はコシがあり、しっかりとした噛み応えがある。
そして餃子も。
リニューアルされた日高屋の餃子と同様に、スパイシーな餡が印象的だ。
なかなか存在感のある味の餃子である。
日高屋のルーツであり、現在もチェーン店として営業を続ける「来来軒」。
その1号店は今も大宮に現存し、古き良き町中華の雰囲気があった。
そのコンセプトのままチェーン展開に成功した日高屋と多くの部分を共用しつつ、町中華としての個性を残す。
いわばハイブリッドなお店、それが来来軒だ。