本格的な立ち食い寿司チェーン
本格的な江戸前寿司を立ち食いで気軽に味わえるチェーン、「魚がし日本一」。
その1号店であり総本店は、東京の新橋駅近くにある新橋駅前店だ。
新橋駅の烏森口を出てすぐの、多数の飲食店が軒を連ねる新橋西口通り。
魚がし日本一の1号店であり総本店、新橋駅前店はこの通りにある。
STANDING SUSHI BARと書かれると、海外の寿司屋のようだ。
1号店である新橋駅前店は、総本店となっている。
元祖 立喰寿司 とのこと。
ラインナップが表示された立て看板。
それでは入店してみよう。
新橋で生まれた立ち食い寿司
魚がし日本一は、株式会社にっぱんの運営により、1989年に新橋駅近くに1号店である総本店 新橋駅前店をオープンしたところから始まる。
当時はバブル期。寿司は高級で高額な食事の代表格だったところを、立ち食い形式で低価格で提供したことは、大きな話題となった。
その後、東京を中心に店舗数を拡大し、2009年には韓国、2016年には大阪へも店舗を持つように。
2023年4月現在、東京と大阪の都市部を中心に36店舗で展開されている。
魚がし日本一が成長したのは、築地市場と大田市場でセリ権を持っていたからだ。
毎朝、新鮮な魚介類を競り落として仕入れることで、鮮度が高くて低価格というサービスが実現できたのだという。
魚がし日本一の総本店はコンパクトなカウンターがあるだけのシンプルなもの。
全席立席で、カウンターの中で板前さんが寿司を握ってくれる。
正面の壁にはネタのラインナップが書かれた木札がたくさん下げられている。
真ん中にあるのが季節によって変わるもの。
実に多くのラインナップがある。
カウンターの目の前にはネタが納められた冷蔵庫がある。
オーダーはネタごとに個別で行うが、お得なランチセットもある。
湯飲みは魚がし日本一のシグネチャーモデルだ。
握りたてを食べる幸せ
オーダーすると、テーブルには笹の葉とガリが置かれる。
そして、一気にドカンと!
まぐろ、生サーモン、桜鯛、かつおでオーダー。
1オーダーにつき、基本的に2貫ずつだ。
伝票はこのような形式で記入される。
さっぱりとした赤身のまぐろが爽やかだ。
かつおの色もよく、ネタの鮮度が高いのが嬉しい。
サッと食べて、サッと店を出る。
ビジネスマンの多い新橋という地にピッタリの、魚がし寿司 総本店 新橋駅前店。
手軽さと、妥協しない品質、そして低価格。
その2つを両立して寿司界に革命を起こした魚がし日本一。
都市のスピード感に絶妙にマッチした空間がそこにあった。