焼肉界に衝撃!一人焼肉の専門店が登場
これまで、ありそうで無かった「一人焼肉」。
焼肉はグループで行くものだなんて、誰が決めたのでしょう?
そんな焼肉界に一石を投じたのがここ「焼肉ライク」。
なんと、一人焼肉の専門店だ。
1号店は、新橋にある「新橋本店」である。
サラリーマンの聖地、新橋駅。
ニュー新橋ビルや…
SL広場のC11を横目に道路を渡ると…
焼肉ライクの1号店であり本店、新橋本店がある。
新橋駅から徒歩2分といった至近距離だ。
自分専用ロースターで
あなたライクな焼肉を
お店のコンセプトが簡潔に表現されてる。
ありそうでなかったコンセプトを具現化
焼肉ファストフード誕生!
とあるように、焼肉ライクが目指すのは焼肉のファストフードだという。
焼肉ライクは、2018年に新たに生まれた焼肉店だ。
親会社であるダイニングイノベーション社会長で、焼肉チェーン店「牛角」の創業者でもある西山知義氏が、「一人でも楽しめる焼肉店を」と提案したのが、焼肉ライクの始まりとなった。
低価格で女性も入りやすいことから評判となった牛角に続き、この時代ともマッチした焼肉ライクは、西山氏の攻めのスタンスが結実した店舗だ。
2020年10月現在、全国で46店舗が運営されている。
店内は一人ずつ仕切り板で区切られた席のみとなっている。
席には小型のロースターと、注文用のタッチパネルが設置されている。
このロースターを自分だけが自由に使う!
なんて贅沢なのだろうか。
これ、どこかで見たことがあるな?と思ったら、台湾にある「日式しゃぶしゃぶ」(日式涮涮鍋)の店だった。
テーブルを囲んでしゃぶしゃぶを食べるけど、鍋は一人ごとに小さな物が用意され、IHで温められる。
自分の好きなペースでしゃぶしゃぶを食べることができる…というアレだ。
これだったら一人しゃぶしゃぶもできるし、実際、吉野家のような形態のお店のしゃぶしゃぶ店もあった。
タッチパネルでは焼肉ライクが初めての人のための様々な情報が表示されている。
注文も当然タッチパネルから。
セットでこの価格なので、かなりリーズナブルだ。
様々な組み合わせが用意されている。
なんと、黒毛和牛だってある!
今回はこれをオーダー。
「牛タン&匠カルビ&ハラミセット」200グラム!
カレーまであるし、至れり尽くせりだ。
自分で焼いて、自分で食べる!
さて、ロースターを点火しよう。儀式のようで、気分が盛り上がる。
火の入ったロースター。
お手ふきは焼肉ライクのシグネチャーモデルだ。
運ばれてきたのは、「牛タン&匠カルビ&ハラミセット」200グラム!
こちらが牛タン、
こちらが匠カルビ、
これがハラミ。
全てUSビーフで、チルドで管理されているものだという。
つき合わせにはキムチもある。
そしてわかめスープまであるのが嬉しい。
タレ類も豊富に揃っている。
誰とも喋らず、自分のペースでゆっくり食べる肉は最高
タンが焼ける様子をじっくりと見る。
少し赤みが残っているくらいの、ベストなタイミングで食べる。
あぁ、、、美味しい。
この美味しさは、誰とも共有しない。
自分の中だけに閉じ込める。
思わずインスタグラムに上げてみると、「いいね」が付く。
そうか、焼肉ライクというのは、SNS上にいる友達と、美味しさを共有するというのが醍醐味だから、ライク(いいね)なんて名前になっているのかと、一人で納得する。
食べたい部位を、食べたい時に、食べたいペースで。
かつて焼肉が、これほど自由になったことがあっただろうか。
焼肉ライクは、少し未来を生きているような気分にさせてくれる焼肉であった。
何よりリーズナブルな価格なので、本格的な焼肉を心行くまで楽しむことができる。
そして驚くべきことに、ここ新橋本店は朝7時オープン(2020年現在)なのだ。
朝、会社に出社する前に焼肉を食べるということである。
これぞ、パワーモーニング。
焼肉は集団で食べるものという認識からの解放を実現してくれた焼肉ライク。
ごく当たり前のようにタンやカルビを食べる生活は、すぐそこかも知れない。