喫茶店文化が色濃い名古屋の老舗
名古屋には数多くの喫茶店がある。今や全国区となったコメダ珈琲店をはじめ、大須で長い歴史を刻むコンパルなど、枚挙に暇が無い。
名古屋発祥の老舗喫茶店チェーン「支留比亜珈琲店」、その本店は愛知県・名古屋市の徳川にある。
支留比亜珈琲店の徳川本店は、マンションの1階にテナントとして入居している、レトロな感じの喫茶店だ。
看板には珈琲館 支留比亜とあり、支留比亜珈琲店ともある。
入り口に掲げられた支留比亜ブレンドについてのボードが、歴史を感じさせる。
歴史ある喫茶店
支留比亜珈琲店は1972年に創業。1号店として、徳川美術館近くのここに徳川本店を開業した。
現在に至るまで40年以上の歴史のある喫茶店チェーンである。
チェーン展開は名古屋を飛び出し、2017年2月現在のところ東京や広島にも店舗があり、店舗数は50店舗くらいの規模だ。
徳川本店の店内は、どこをとってもレトロでクラシックな雰囲気がある。レトロな雰囲気の調度品と、実際に支留比亜珈琲店が重ねてきた歴史、その二つが折り重なっている感じだ。
大きな鏡があり、そこには coffee house SIRUBIA の文字が。
SILVIAではなくあえてSIRUBIAであるところに、不思議な雰囲気がある。
徳川本店には囲炉裏の部屋がある。ここでゆっくりとコーヒーを飲んでみたいものだ。
徳川本店のレジカウンターまわり。
サンドイッチが大充実するメニュー
徳川本店のメニュー。名古屋らしく、サンドイッチの充実度には目を見張る物がある。
「特製ブレンドコーヒー」をオーダー。
深みのある、そしてやや甘さも感じるテイストであった。
この空間で味わう支留比亜珈琲店こだわりのコーヒー。名古屋を代表する喫茶店の一つである支留比亜珈琲店の原点は、創業から40年以上経った今でも息づいているようだった。