【トピック】400店舗到達記念 旅の記憶&頂いたメッセージ

「本店の旅」開設から13年!400店舗探訪&掲載に至るまで

先日、「すし銚子丸」1号店 市川店の掲載をもって、400店舗目に到達しました!

飽きっぽい私がここまで来れたのも、ひとえに皆様のご指導ご鞭撻のおかげであります。
ここで一度、これまでの記憶を振り返ってみたいと思います。

天下一品 北白川総本店は他店とスープの味が違う?
という疑問をきっかけに、様々なチェーン店の本店に行き始めたのが2000年初頭。

当初はmixi日記に書く程度だったけど、ネタも溜まってきたのでブログ化しようとLivedoorブログを立ち上げて本格的に書き始めたのが2008年の1月。ブログのタイトルは「本店の旅」としました。

最初の記事は2008年1月9日掲載の餃子の王将 1号店四条大宮店
関東に住んでいても関西人として、餃子の王将にリスペクトを忘れない気持ちがあっんだと思います。

映画館併設だった時代の餃子の王将1号店 四条大宮店

まだ今のビルになる前、大宮東映に併設だった時代の餃子の王将 四条大宮店から、「本店の旅」ブログがスタートしました。

最初のターニングポイントは、2011年1月に出演したTBSラジオ「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」の、サタデーナイトラボ「本店道」特集への出演。チェーン店の本店めぐりについて、初めて公共の電波で喋りました。

タマフル出演中のBUBBLE-B

この放送がきっかけで、幸運にも出版の話を頂きました。編集プロダクションはOFFICE303です。

執筆はなかなか大変でしたが、2013年、無事に大和書房から全国飲食チェーン 本店巡礼が発売されました。
この時は嬉しかったなあ。帯文章も宇多丸さんに書いて頂きました。

通勤途中にある渋谷の本屋さんに平積みされたりして。

初の出版!
今は無き、渋谷の山下書店にて

阿佐ヶ谷ロフトAで出版記念イベントも行わせていただきました。

ゲストは吉野家の築地店店長(当時)の中村店長と、味わい回転寿司 禅店長の西尾店長というスペシャル具合
制作でお世話になったOFFICE303の常松さんと高井さん

出版が落ち着いた翌年、転勤で京都に引っ越すことに。
出版もして、メジャーなチェーン店にもだいたい探訪したことで達成感があったのと、地方に住み始めて東京のお店が遠のいたことから、ここから3年くらい倦怠期に突入してしまいました。

再びスイッチが入ったのは2017年。有名な全国チェーン店だけじゃなくて、どんどんローカルチェーン店に行こう!という考えになったのです。だって富士そばだって言ってみりゃローカルチェーン店。だったら全国にまだまだ行くべきところがあるはずだ、と。

まずは地元関西から始めたところ、素敵なローカルチェーン店の数々に新たな刺激を受けました。と同時に、この路線は茨の道になるぞ…という予感がありつつも、予算と時間が許す限り全国を回り始めました。

北海道から沖縄まで、そこにはどんなチェーン店があるのか?を調べるところから始めました。
だってローカルチェーン店なんて、そこに住んでない人間からすれば、存在にさえ気付かないんです。

チェーン店だけを集めたグルメサイトなんて存在しないですし。
だから、それを作ろうと思うようになりました。
これがまたターニングポイントになりました。

福井の「ヨーロッパ軒総本店」

ブログとしての表現力向上を狙い、ドメインを取ってWordPressに引っ越したのが2018年12月。
これにより、見てくれる人も飛躍的に増えました。

そうやって全国各地のチェーン店本店や1号店をめぐっているうちに、会社員を辞めて、飲食業を取材して執筆したり、PRすることが本業になりました。これ以上の幸せはどこにあるんでしょうか。本当にありがたいことです。
最後に残った徳島県へも2021年2月に行き、ようやく47都道府県全てのチェーン店本店を探訪することができました。

徳島1店舗目は「ラーメン東大」

そうして400店舗目を迎えたわけです。
最初に書いた通り、400店舗目は千葉の「すし銚子丸」になりました。

皆様のたくさんのレスポンス、時にはアドバイスがあり、ここまで来れました。
しかし、旅はまだまだ続きます。

全国の「これから行くべきチェーン店本店」を記載した秘密のスプレッドシートによると、未踏になっているお店はまだまだ全国にあり、旅の終わりが見えません。
社会情勢と相談しつつ、500、600を目指していこうと思います!

ロゴをリニューアルしました!

ブログ開設13年目にして、ロゴをリニューアルしました。

旧ロゴでおなじみだった松尾芭蕉さんがいなくなり、シンプルな筆文字ロゴになりました。
これからはこのロゴで!

メッセージをいただきました!

お世話になっている方々から、400店舗到達記念のメッセージを頂きました!
ここに掲載させて頂きます!(五十音順)
皆様、ありがとうございます!

「本店の旅」400店踏破、おめでとうございます!どのチェーンにもドラマがあるんだなぁ、と毎回発見の連続です。なにより見た後はチェーン店の食事がさらに美味しく感じます!今後もさらなる旅へ私たちを連れて行ってくれることを楽しみにしています!

天谷窓大
(ライター、構成作家、熱波師。過激な会社への行き方を模索する「エクストリーム出社協会」代表を務めるほか、焼き芋アンバサダー、フードイベントのプロデュースを行う。仕事用PCには「本店の旅」ステッカーが。)
Twitter yakiimo.life

ありがとうございます! チェーン店って、どこにでもある無個性な空間というイメージを持たれてしまいますけど、最初は必ずどこかの1店舗から始まってて。そこから今みたいに広がるまでに、数々のドラマがあるわけですね。そんなドラマと、チェーン店のある風景をこれからも探訪していきたいと思います!


チェーン店には、ロマンがあるんですよね。しかもその本店の記事が400軒分なんて……! ロマンが止まらない! みなさんも、旅気分で読んでみてくださいね。

飯塚めり
(喫茶店観察家。最新刊→『喫茶チェーン観察帖』 喫茶店のチェーンをイラストでご案内してます)
Twitter Instagram サイト

ありがとうございます!
メシ通での「スタバ、ドトールはどんなキャラ?喫茶チェーンを観察し続けて見えてきた「人格」とは」という記事でインタビューさせていただいた、喫茶店マニアの飯塚めりさんです。
喫茶店を鋭い視線で観察し、深い愛情を注ぐ飯塚さんからの、「チェーン店にはロマンがある」というパンチラインほど説得力のあるものはありません。そうなんです、ロマンにあふれていますよね。街に溶けこんで一体化したようなチェーン店、それは街と共鳴しているようで、そこに行くと一瞬だけその街の住人になれたような、そんな気がしますよね。飯塚さんの著書「喫茶チェーン観察帖」、本当に面白いので皆さん必読です!

「喫茶チェーン観察帖」飯塚めり著


本店の旅400店舗達成おめでとうございます!
全国津々浦々に点在する本店、一号店を巡る旅、毎回楽しみにしています。本店はそのお店が文字通り一番最初に始まった場所、数々のドラマや命運が始まる場所として由緒正しい聖地!!本店の旅を読むとよく行くあの店も、旅先でみつけた地元では見かけないいい感じのあの店もひょっとするとどこかに本店が、いやもしかして今いる場所が本店?とわくわくしてしまう事請け合い!!

全国の本店を網羅すべくこれからも頑張って下さい!!

エージ
(音楽喫茶 茶箱代表)
音楽喫茶 茶箱

ありがとうございます! どんな大きなチェーン店でも、必ず1号店がある。そこに行くことに、何の意味があるのか?といえば、大した意味なんて無いのですけど、いつのまにか400にも達してしまいました。これから行く予定のお店はリストを作って管理しているのですが、今の所リストは増えるばかりで、いずれ500、600と到達するのでしょう。恐ろしい! でも、旅先での目的地となりえるように、このブログが機能したらこんなに嬉しいことはありません!


400店目おめでとうございます。
ただ400店行ったのではなく、チェーン店の本店だけを400店行った。このことに大きな価値があると思います。考えるだけで気が遠くなる数字です。
黙々と「好き」を追求する姿に敬意を表します。また一緒に本店へ行きましょう。福岡県田川市の「山賊鍋」へ行ける日を楽しみにしています!!

大塚たくま
(ライター)
ブログ「福岡のフリーライター・大塚たくま.com」

ありがとうございます! 福岡のライター、大塚さん。今年2月、「アバシ」に行ったときご一緒させていただきました。その時に仰ってた「山賊鍋」は、ずっと気になってます。山賊ですよ?めっちゃワイルドな鍋なのではないか、と想像しています。行きましょう!
そして大塚さんの記事といえば、メシ通の やわらかい福岡うどんはなぜ美味い?三大チェーンが語る「コシよりも大切なもの」が必読です。地元民ならではの鋭い視点が流石です!


「本店の旅」400店達成おめでとうございます。
BUBBLE-Bさんとは音楽イベントでたまにご一緒することがありつつも、そこまでがっつり話すこともなかった1999年頃。
まだ改装される前の京都「天下一品」本店に行き、ヌルヌルの床やドロドロ度がハンパないスープに驚愕したことを思い出します。
話すことはなくても「本店」の魅力や面白さという意識では通じ合っていた気がしますが、そこからの探究心、行動力がスゴイのがBUBBLE-Bさん。
感動の初期衝動をブレることなく貫く姿は浜田省吾を彷彿とさせます。終わりのない旅をこれからも続けていってください。

オキチュ
(DJ / 静岡県唐揚協会 専務)
静岡唐揚協会 Twitter

ありがとうございます! オキチュさんも天下一品の総本店に衝撃を受けたとは! オキチュさんとはサブカル音楽繋がりでして、お互いずっと知ってはいたもののそんなに話したりせずでしたが、去年静岡に行った時、「沼津魚がし鮨プレミアム本店」にご一緒しました。いやあ美味しかった…。静岡市の中心部、よい店がいっぱいある感じで最高でした。初期衝動をブレることなく来れたのは、自分でも驚きです。好きだから行く、それが旅、というサイクルがうまく回ったら、いつのまにか400店舗にも行ってました。また静岡に行きます!

天下一品 北白川総本店のコッテリ 古いverのどんぶり

400記事おめでとうございます!
僕自身も旅行やグルメの記事を書いてるので、
「本店巡り記事とかどうかな?」と1度企画を考えて検索してみたところ、
本店の旅の発見して「偉大すぎる先人がおる。やめとこ」って思ったのが、
バボさんとの初めての出会いでした。
これからも頑張ってください。また飲みに行きましょう!

けいたろう
(旅するグルメライター)
グルメライターのメモ帳の中味(個人ブログ) Twitter Instagram

ありがとうございます! そんなことがあったとは。けいたろうさんの書く本店巡り記事も読んでみたい! 関西のグルメライターと知りあいたいなぁとずっと思ってて、知り合ったのがけいたろうさんでした。はやく世の中が落ち着いて、大阪のディープスポットで時間を気にせず飲んだりできるようになれることを祈って!


「本店の旅」、400店目達成とのこと、おめでとうございます!
こんな風に一つのテーマを掘り下げ続けるという根性が自分には欠けているので、頭が下がるばかりです。
以前、BUBBLE-Bさんが「どんな大きなチェーン店だって最初はたった一軒の店だった」ということをおっしゃっていて印象的でした。
良い店で、それが多くの人に愛されて店舗を増やしていく。
「どこで食べようと同じ味なんでしょう?」と、ついついチェーン店を個人店に比べて軽んじてしまいそうになりますが、「本店の旅」は、チェーン店がたった一軒の店だった頃を想像しようとする行いだと思います。
そうすることで今までただのチェーン店だと見過ごしていた店がかけがえのないものに思える。
このブログを読めばきっと自分の町にあるチェーン店が魅力的なものに見えてくるはずです!

スズキナオ
(フリーライター)
Twitter

ありがとうございます! いやいやナオさんこそしっかりテーマを掘り下げてるじゃないですか。でも、好きこそ物の上手なれと言いますか、いつの間にかこんなに回ってたという感じですね。どこか遠くに行ったとき、地元の人達が地元のチェーン店に集まって食べたり楽しんだりしている感じを見ると、旅人しか食べないようなよそ行きの食べ物を食べるよりも、地元グルーヴに混ざることが旅じゃないかな、と思ったりします。そこには、ちょっとした喜びとか、ちょっとした幸せがあるなあ、そんな喜びや幸せの場所を作ってるチェーン店ってやっぱり素敵だなあ、と思うことが多いですね。
ナオさんには、ガジェット通信にてこんな取材をしていただいたこともありました! 外食チェーンの本店を巡礼する男、BUBBLE-Bさんに聞く“本店にしかない魅力”とは 魅力を見つけに、飲みに行きましょうね!


個人店を営むの僕もチェーン店の本店のあれこれからいつも勉強させてもらってます!このブログでアフターコロナを見据えよう!

ダイナマイトマンダム
(長野市の深夜食堂「新夜食堂エニシング」店主)
新夜食堂エニシング

ありがとうございます!いつもTwitterで反応していただけるダイナマイトマンダムさん。長野にあるお店「深夜食堂エニシング」、行きたい行きたいと思い続けております。必ず行きますので! やはり、ラーメン大学からのハシゴかな。


いつも楽しませてもらっています! 有名無名チェーン店の姿から、地域性や店ごとの個性的なカラーが味わえる本店の旅。前人未踏の領域に達するバボさんの足跡をこれからも見ていますね。

辰井裕紀
(ライター / 番組リサーチャー (元放送作家)。過去に秘密のケンミンSHOWリサーチなどを担当。)
Twitter

ありがとうございます! 軽い気持ちで始めたチェーン店の本店探訪、いつの間にか泥沼にどっぷり浸かっておりました。この社会情勢が落ち着いたら、みんなが色んな地方に行き、色んなチェーン店を好きに楽しめるような世の中になればいいなと思います!!


「本店の旅」400店目、おめでとうございます!
今、渋谷のはじっこのデニーズで新作のレモンのデザートを食べてから、この文を書いています。
旅先での食事や温泉についてをブログに綴っている私ですが、旅に出ていない普段の生活ではチェーンのコーヒーショップでランチをし、夜はファミレスに長居して執筆する毎日でした。
チェーン店でご飯を食べると、なぜか元気が出るんですよね。
なぜなんだろうと考えたのですけど、たぶん、東京に出てきたばかりのころのワクワクした気持ちを思い出すからだと思うんです。高校生まで住んでいた私の地元は当時、マクドナルドなどのCMをばんばんやっている超メジャーなチェーン店も出店していなかったので、すごく憧れがあって。上京したばかりの頃は、ドトールやマックに行くだけでテンションあがってました。今でもファミレスやコーヒーショップに行くと、その頃の気持ちがほんのりと甦ります。
「本店の旅」は、普段から通っている大好きな飲食チェーンのルーツを知ることができるのと同時に、その土地にしかないローカルなチェーン店を取り上げているのがすばらしいなと思っていました。
当時は「この街には何もない」と思って気にかけてもいなかったけれど、きっと私の育った街にも、あそこにしかないローカルチェーンがあったんでしょうね。
気軽に帰省できる日々が戻ってきたときにはきっと、探しに行きたいです。

それから、おすすめされていたカプリチョーザの1号店に行かなくては!行きたい店にいつでも行けるわけじゃないんだと、最近は特に、身につまされますね。
これからも更新を楽しみにしています。

月山もも
(ひとり旅ブロガー)
山と温泉のきろく

ありがとうございます! 今まさにデニーズにおられるとは。ファミレスでの執筆って、何だかとても豊かな気持ちになれるんですよね。
自分も地方出身なので、都会に出た時に遭遇する飲食店の圧倒的な数々は、いまだにテンションが上がります。「お店を無限に選べる」ような、ある種の宇宙がそこにありますよね。
食文化という言葉は漠然としていますが、さまざまな地方にある食文化の個性は、チェーン店の出店状況から感じ取れることが多いように思います。福岡はうどん屋さんだらけだったり、名古屋は喫茶店だらけだったり。それらは観光客向けではなく、自然発生的にそうなったのが面白いところですね。単独店ではなくチェーン店として、同一メニュー・同一サービスで複数展開することに成功したお店は、その土地の食文化を前進させてるんだと思います。地元民が空気のように愛する地元チェーン店、美味しくないわけがありません!
そう、カプリチョーザの1号店こと渋谷本店、圧倒的にオススメです! 壁の穴と共に、確実に渋谷のスパゲティ文化を前進させた店で、本店は故・本多シェフの魂が今に生き続ける特別な空間だと思います。是非ともトマトとにんにくのスパゲティを!


「本店の旅」400店目おめでとうございます! タマフルで「フードチェーン店の一号店巡り、本店道 特集!」を聞いてからBUBBLE-Bさんのファンです。2013年には僕が企画して「全国飲食チェーン本店巡礼〜ルーツをめぐる旅」を制作させていただきました。もっともカジュアルで、もっともナメられやすいものの中に、本質を見出すというBUBBLE-Bさんの姿勢に深く共感しています。チェーン店をめぐる旅は、次の興味へと連鎖し、これからも続いていくことでしょう。そして、また旅のどこかで、一緒に仕事しましょうね。

常松心平
(303 BOOKS 代表)
303 BOOKS

ありがとうございます! 2013年の弊著「全国飲食チェーン本店巡礼」は、OFFICE303の常松さんのおかげで出版させてもらいました。ほんとに感謝しております。僕の人生の素晴らしい経験のうち、かなり上位に入ると思います。
あの本を出してからは、全てが加速していきました。多くの出会いにも恵まれました。本を出すことというのは、こんなにもインパクトのあることなんだなと多く感じました。
2013年の出版当時、自分が探訪したチェーン店は有名店ばかりで、その数70くらいでした。出版にあたり、48店舗の掲載に絞り込みました。
あれから8年が経った今、本に掲載したお店がポツポツと閉店していくではありませんか。マクドナルド(これは掲載時から既に閉店済み)、ロッテリアサブウェイ富士そば吉野家東京チカラめしロイヤルホストステーキけん五右衛門夢庵ちりめん亭築地銀だこの1号店/本店が、もう閉店してしまいました。たった8年でこれだけの閉店があったことが衝撃ですが、逆に言えば二度と行けない往時の姿を留めた本としての価値があるかも知れません。いつまでも、あると思うな親と本店、といったところでしょうか。
そして、CoCo壱番屋かつやとんかつ和幸はなまるうどんミスタードーナツは建物や外装が大きくリニューアルし、掲載時とは異なるものになりました。
もっともカジュアルでナメられやすいものの中に本質を見出す…は、まさに自分自身がカジュアルかはともかくナメられやすい人間だから、そういった対象に共感するのだと思います。グルメ好きならとっておきのお店をどれだけ知ってるか?という王道のモノサシに対して、チェーン店を多面的に語ることもまた真ではないのか?という興味のもとに、本店巡礼は始まりました。こういう、ともすれば天邪鬼な思考は、僕の根本を成しています。音楽だってそんなことばかりしてきました。また是非どこかで、次の興味の連鎖の中で、常松さんとお仕事できれば幸いです!


日本唯一無二の肩書、チェーン店トラベラーの名刺を頂いた時に「そうか“大人って名刺になんて書けるか”だな」と脳天に電撃が走るショックを受けたこと今でも覚えています。その日、速攻で自分も名刺作りました。今でもバボさんには感謝してます。

D,侯爵
(茶人 / ラジオDJ)
ブログ「一喜一憂」 Podcast FMおだわら

ありがとうございます! 名刺の肩書きをどうすべきか何年も悩んで、あれもやってるし、これもやってると、たくさん肩書きを並べたりしたこともあるんですが、結局全部バッサリとカットして「チェーン店トラベラー」とだけ書いた名刺を作りました。確かにこんな肩書きの人いない。受け取った人は100%、何これ!?となりますけど。侯爵の名刺も下さい!


チェーン店の代わりに言わせて下さい。「どうもありがとう」

ディスク百合おん
(ミュージシャン)
@discyurion

ありがとうございます! チェーン店にありがとうって言われたら相思相愛… でも、実際に何回か言われたこともあって、ブログ冥利に尽きますね。せめてドリンク1杯くらい…うそです。これからもありがとうって言われるように盛り上げて行きます。


飲食店チェーンの恩恵を無自覚に受けている我々にとって、「本店の旅」の追求はBACK TO THE BASIC(基本に立ち返れ!)のメッセージだと感じています。これからも優しい視点でオリジナルの思想を言語化してください!

徳谷柿次郎
(ジモコロ編集長)
ジモコロ

ありがとうございます! いくつも記事を書かせていただいたジモコロ編集長の柿次郎さんです。
チェーン店って、個人店にあるようなある種の人格のようなものが遠く、どこか空気のような存在です。それはつまり、街の空気を作ってるとも言えるかなと思ってて。超有名店からローカルに数店のチェーン店まで、全てが空気を作ってますね。誰がその空気を作ったんや!?と、空気を感じに行く嗅覚の旅をしているのかも知れません。

ジモコロ「ななめ飲み餃子編
ジモコロ「ななめ飲み牛丼編

誰に言われるまでもなく 通いに通った四百軒。
飲食チェーンの為ならば この身惜しまず捧げます。
一期一会の旅路の果てに 現れるのは鬼か蛇か。
我が行く道に悔いは無し BUBBLE-Bの生き様ここにあり。400店達成、おめでとうございます!

名嘉山
(富士そばライター)
ブログ

ありがとうございます! 「四百軒」と漢字で書くと、もの凄い数の居酒屋を飲み歩いた感じの風情が出ますね!
名嘉山さんはプロフィールに「富士そばライター」とあるように、富士そば食べまくり、店舗まわりまくりの、富士そば全店舗制覇されている専門家です。富士そばの店舗数は130店舗くらいあるのですが、それだけ回ると、チェーン店なのに鋭く個性を感じとれるのではないかと思うんです。ダイタングループ数社で構成されている富士そばについて、この店はダイタン○○系列だ、この店はダイタン○○系列だという、富士そばマニアならではのコンテクストをもって解釈できるのは、まさに強く共感できるところであります。いまトークイベントを開催するなら、最もゲストで出て頂きたい名嘉山さんです。お互い襲いかかる鬼や蛇をうまくかわしながら、これからもよろしくお願いします!

営業当時の富士そば1号店の姿

まだSNSもない頃、インターネット上に巻き起こった個人サイトブームの中見つけたのがBUBBLE-B氏のホームページ。
その内容は現在も活躍されているミュージシャンとしての音楽系サイトなのかと思わせつつも唐突に面白いコラージュ画像のページがあったり、やたらと読み応えのある鉄道旅レポートがぶちこまれていたりするという、ジャンルの垣根を越えた自由な表現方法に私は多大なる影響を受けました。
そんなBUBBLE-B氏のライフワークというべきブログ「本店の旅」が前人未到の400店舗目を達成!
全国各地で愛されているローカルな味をメジャーなものに昇華させたチェーン店のあまり語られることのないルーツ「本店」を探るこのブログは日本の外食文化の歴史を知る上でこれからとても重要な資料になっていくのではないでしょうか。
近年は有名どころチェーンのレポートを経て、どんどんマイナーなお店を攻める地方ファン垂涎の本店の旅から今後も目が離せません!

ナンセンスイザワ
(ブロガー)
ステレオカセットキングダム

ありがとうございます! イザワさんは古くから僕の活動をご存じでお恥ずかしい限りではあります。やたらカオスだったホームページ時代を経て、まさかこんな路線になり、こんなに続けるとは、想像できませんでした。グルメ情報のサイトや、とっておきのお店を紹介するブログは数あれど、チェーン店だけで全国横串な情報が集まってるサイトは無く、自分がそれを欲していました。山形に行ったときに、赤湯ラーメン龍上海をご一緒させて頂きましたね。また山形に遊びに行きますよ!

赤湯ラーメン 龍上海 赤湯本店にて

本店の旅400店舗達成おめでとうございます!
誰も足を踏み入れたことのない未知の世界。
新たな旅のテーマとして提案できますね。
「本店巡礼」も人気本です。
これからもますますの開拓を楽しみにしています!!

西島徹
(ネイチャーガイド / ゲストハウス経営)
利尻うみねこゲストハウス 利尻・島ガイドセンター

ありがとうございます! 利尻島でいつもお世話になっているうみねこゲストハウスの西島さん。
利尻島には飲食チェーン店はありませんが、うみねこゲストハウスの本棚には弊著「本店巡礼」が置いてあります。利尻島まで来てチェーン店の情報を見るという、なかなかの非日常体験が可能です。新たな旅のテーマですねこれは。観光客向けのハレなグルメではなく、地元民向けの日常グルメ。それを食べたいと思うわけですね。餃子の王将、行きましょう!

うみねこゲストハウス本棚にある本店巡礼の図

その土地の人が普段着で行けるチェーン店。「大衆の重要文化財」といえるグルメの現場を踏破し続けるBUBBLE-B氏の偉業を称えたいです。というか、旅行のさいに参考にしています。おめでとうございます!

深町秋生(ふかまち・あきお)
(ミステリ小説家)
Twitter

ありがとうございます! 「大衆の重要文化財」、まさに言い得て妙ですね。当たり前のように存在しつづけるけど、無くなると困る。決して観光客向けのよそ行きな店ではないけど、その地に足を付けて愛され続けている。地元では当たり前すぎて、地元の人がその存在を外の人にあまりプッシュしないから、なかなかたどり着けない。食べログでも探しにくい。そんなチェーン店を、愛し続けたいと思います。


イイ文字を求めて、いろんな町を歩いているけど、自分の町歩きには、「目的地」というものがほとんどない。辿り着いた先で、行き当たりばったりのだらしないショートトリップになるのが常だ。だから「テーマ旅」のドグマを持つ人には、いつも畏怖に似たリスペクトを抱く。
BUBBLE-Bさんのテーマ「一号店」は、フードビジネス業界人でもなく普通に生活している人ならばめったに気に掛けることもないドグマであると言えるだろう。「じつはウチの地元の店が◯◯◯のチェーンの一店舗めだったんだよね〜」といったトリビアを、ひとつでも持っていれば大したもの、というレベルのものだ。
だが彼は、それを400も知っている。知っているだけではなく、行って、喰らっている。
この常軌を逸した行動! どう考えても普通じゃない。だが普通じゃないからこそ、彼は他の誰よりも、フランチャイズ、チェーン店、ひいてはフードビジネスというものの〝有りよう〟について鋭敏な感覚器を持っている。
彼の「本店の旅」に接する者は、その貴重な触覚に常に礼を以て接し、品性下劣なノイズで彼の心をざわつかせたりしないよう、「こないだこのチェーンのドコソコ店行ったケド店員の態度が最低だった〜もう行かねェ〜」とか、「このチェーンのドレソレってメニューは人様に食わせるようなしろものじゃないですww」みたいなことを書き込むのは控えるべきだ。
だってBUBBLE-Bさんの責任じゃないもんそれ。ひとつも。

藤本 “ANI” 健太郎
(グラフィックデザイナー / 路上文字見物徘徊人 / おもしろステッカー屋『Counterfeiter’s』店主。)
Twitter

ありがとうございます! 本店の旅はポケモン探しに近いのかも知れません。当初は大都市の駅前で済んでいた探訪が、いつの間にか高速道路を走り、飛行機に乗り、遠方に行くことが当たり前になってしまいました。滞在期間2日間の間に、効率良く行かなければならない。移動距離と最短ルート、お店の営業時間、食べる量と自分の胃袋、そういった方程式を解くようにルーティングをし、時間が余ったら少し観光地に行こう、腹ごなしでサウナに行こう、という謎現象になっています。自分にとってのサウナは腹ごなしに過ぎません。毎回、満腹との戦いを強いられ、その結果体重が増えます。もう少し持続性のあるSDGsなチェーン店探訪スタイルを考えていく必要に迫られている昨今です。
そしてコメント欄への謎苦情ですが、こんなクレームが日々来まくるチェーン店のカスタマー窓口の皆様に頭が下がります。某店に行った時にポン酢が出るのが遅かったという謎苦情をここに書かれたことがあるのですが、後年になって書いた人から削除依頼が来て、忙しくて対応が遅れたら、その人から抗議のメールが来たことがあります。いやもう、やめてください、ですよね。そして、新しいお店に行きました!というツイートより、苦情コメントが来ました!ツイートの方が10倍くらい読まれる世の中を、少しでもマトモな方へ、エンタメで楽しい方へ持って行けるように、力を付けたいと思います。


チェーン店ってワクワクするし、ほんと最高ですよね。BUBBLE-Bさんのブログ、参考にしてローカルチェーン店、よく行ってます!

松澤茂信
(合同会社別視点 代表)
別視点

ありがとうございます! マニアフェスタ主催の別視点の松澤さんです。
チェーン店めぐりをしていると、いつの間にかどんどんローカルチェーン店に足を突っ込んでいき、ディープな世界にどっぷり浸かるようになりました。チェーン店と一言で言っても、こんなにあるのか!っていう沼で、その全貌は一生掛けても把握できないかも知れません。少しでも形にしていき、それをいつかまたマニアフェスタで発表できればと思います!

「マニアフェスタ」出展中(2019年)

掲載400軒達成おめでとうございます!
チェーン店は個性がないと思われがちですし、
僕も恥ずかしながらそう思っていました。
しかし、ここに掲載される数々のお店は、どれもそれぞれの魅力を発しています。
個性とは「他人と違うことをする」して出るものではなく
「同じことをやっているのに違ってくる」もの。
それをまさに実感させてくれるブログです。
そして、来訪先が、全国的に知られるチェーン店から、あまり知られていないローカルチェーンへ変遷してきていますね。
新たな楽しみとして、未知なるローカルチェーンを知るきっかけにさせていただきます!

Mr.tsubaking
(ドラマー / ライター / 放送作家)
Twitter Instagram

ありがとうございます! 個性とは「他人と違うことをする」して出るものではなく 「同じことをやっているのに違ってくる」もの… もう!もう、1万回くらいうなずきました。そうなんです。似たようなものでも、たくさん並べると、それぞれの違いに気付く。変わったことをやってない場所でも、たくさん行くと、その個性に気付く。それが沼ですね。キリがないですね。
そしてローカルチェーン店めぐりに変遷してきているのはその通りで、もはやどんな店があるのか調査しながら探訪するという状況になってきております。行ける所まで行きたいと思います。


ロードサイドガイドのマスターピース。旅とグルメを掛け合わせたサイトは数多あれど、「本店の旅」ほど多面的に語れるサイトはないのではないだろうか。歴史や背景はもとより、メニューをきっちり見せてくれる実用性も兼ね備えている。400店目おめでとうございます! これからも日本のローカルを掘り続けてください。

宗像幸彦
(エディター / ライター(株式会社GUINGA代表))
株式会社GUINGA

ありがとうございます! ローカルって、駅を降りた時の風景を見て「栄えているか寂れているか」をジャッジされがちです。でも、車社会に電車で飛び込んだら、そう思ってしまうのも仕方ないですよね。ローカルに行けば行くほど駅からは遠いロードサイドが栄えてたりして、そこ、どうやって行くねん?となることが多いですね。それでも、その店を目的として行く。タクシーに2000円払ってでも1杯のうどんを食べに行く。我に返ってはいけない。これからも全国のチェーン店をDigし続けます!


400店!すごい!この執拗とも言えるほどの続ける力を持ち情熱を絶やさないBUBBLE-Bさん、あなたはすごい。
わたしは『東京チカラめし』『道とん堀』『かつや』などいくつかの本店巡礼をご一緒させていただきました(1日で5軒も!笑)。一見では本店らしさがわからない店舗ですらも、本店/1号店だという事前知識を持っていると、なんだかうれしくありがたい気持ちになってきたことを思い出します。
このブログを読めば、自分も本店に行きたくなるし、友達に知識を披露したくなるし、日常生活の中の小さな楽しみを見つけやすくなること間違いなしです!

Yamajet
(作曲家)
サイト Twitter

ありがとうございます! そう、Yamajetさんとはいくつかご一緒しましたよね。懐かしい! 今思えば、相模大野のかつやから、福生の道とん堀って、移動距離の効率悪すぎィ!って感じですね。またどこか行きたいですね!
本店らしさが分からないカモフラ本店や、そもそもチェーン店の存在自体知らなかったアンノウン本店、まだまだネタは尽きないし、あの時に行ったかつやだって新しい店舗に建て変わってるので再訪問しなければなりません。これはもうカルマです!


本店の旅、400店達成おめでとうございます!
埼玉に越したばかりのころ、なんとなく眺めながらもスルーしていた「爆弾ハンバーグ」の看板。
本店の旅のブログで「フライングガーデン」1号店の記事を読み、1号店ではないものの近所のフラガに早速行ってみてそのうまさに驚きました!
これからもおいしい店の情報、また新しい価値観の開拓楽しみにしています!

ヤマモトヒロユキ
(イラストレーター /(ちょっとだけ)ミュージシャン)
OWLNOTO

ありがとうございます! フライングガーデンをおすすめできて良かった!爆弾ハンバーグ。自分が住んだことのあるエリアにフラガの店舗は無かったけど、あったら絶対通ってました。埼玉もローカルチェーン店の宝庫です! ちょっと遠くてなかなか埼玉まで行く機会が無いのですが、またガッツリとチェーン店を発掘(変な言葉だ…)したいと思ってます!

皆様、お忙しい中メッセージをお寄せ頂き、ありがとうございました!
これからもどうぞよろしくお願い致します!

>本店の旅BOOKS新刊2冊、発売中

本店の旅BOOKS新刊2冊、発売中

全国のローカルチェーン店を巡る、チェーン店ツーリズムシリーズ創刊。Vol.1「ローカル回転寿司チェーン店のススメ DELUXE EDITION」、Vol.2「ローカルうどんチェーン店のススメ」を同時出版しました。ただいま発売中です。

CTR IMG